三つ子×昴(昴総受) R18


「ねーねー昴ー?ちょっと耳貸してー?」

「つば兄?な、何だよ、突然…。」

つば兄に半ば強引に腕を引っ張られ、俺はバランスを崩しつば兄の胸に倒れ込んだ。

「…何やってんの、椿。昴が驚いてるでしょ。」

後ろからあず兄が近寄ってくる。その後ろにはなつ兄の姿もあった。

「椿、昴から離れろ。…昴、久しぶりだな。」

この3人と一緒に居ると、大体からかわれたり振り回されたりするパターンが多い気がするんだよな…。

俺は不安気に3人の顔を見つめると、3人は真面目な顔をして俺を見つめ返してくる。

「…昴、どうせ暇だろ?今から俺らと遊びにいかね?」

「もし、時間持て余してるなら、一緒に遊ばない?…ほら、棗も突っ立ってないで誘って。」

「…昴、良かったら一緒に行こう。昴が来てくれたら…俺、すげえ嬉しい。」

あまりにも真剣な3人に、俺は断る事ができず、小さく頷いた。

あんなことになるなんて、想像もしていなかった…。





「着いたよー。歩くと意外と遠いんだよなー、このホテル。」

「え…?ホテル!?…何か、嫌な予感がするんだけど…もしかして、と…っ…泊まるのか…?」

「あれ…言ってなかったっけ?今日は、ここに泊まるんだよ。」

また騙された…しかも、今回はかなり身の危険を感じる。

「昴、もしかして…恐いのか?大丈夫だよ、優しくするから…。」

耳元で囁いてくるなつ兄に、俺は思わず身体をビクンと揺らした。

「や、優しくするとか!そういう問題じゃないだろ…!」

「ま、いいんじゃね?もう宿泊代も払っちゃったんだし。ほら、早く部屋に行こーぜ!」

強引にエレベーターに押し込まれると、俺は大きな溜息を吐いた。

「702号室…あ、ここだね。…へえ、結構いい部屋だよ。景色もいいし…楽しい夜になりそうだね?」

「…確かに、すげえ部屋だな。ラブホでもないのに、バスルームのドアが透明だったしな。」

「マジでー?俺も見てこよっと!…わ、ホントだ!なんか興奮してきた!」

「…つば兄、テンション高えな…。つーか…ベッドが一つしかないような気がするんだけど…。」

部屋の中を見渡しながら小さな声で呟くと、あず兄が俺を包み込むように抱きしめてきた。

「…それは当たり前だよ。だって、ここは一人部屋なんだから。このホテルで一番高い一人部屋を予約したの。探したのは棗なんだけど、すごく苦労していたよ。…ね、棗?」

「ああ…探すのも苦労したけど、一人部屋に4人で泊まることを了承してもらうのにも、かなり時間かかったな…まあ、無事泊まれる事になって、一安心だな。」

あず兄に抱きしめられたまま固まっている俺の頬に、なつ兄が後ろから触れてくる。

「おーい、そこの二人!抜け駆けするなんて酷いじゃん!俺も混ぜてよーっ!」

バスルームから出てきたつば兄がなつ兄を押し退けて俺に密着してくる。

俺はこれから何をされるんだろう…きっと、この3人の事だから俺に意地悪な事をしてくるに違いない。

俺は今にも逃げ出したい衝動に駆られ、小さく身動ぎをし3人を順番に睨んだ。

「…俺に何するつもりかは知らねえけど…無茶はするなよ…!俺は明日も朝からロードワークがあるんだから…。」

「…ふふ、そんな瞳をされたら、逆効果だって事…昴は解ってやってるのかな…?」

俺を抱きしめていたあず兄の腕が徐々に下がってきて、俺自身に服越しに触れた。

「んっ……や、は…ぁっ…あず兄、ど、こ…触って…あ…っ…ん、ぁ…っ…!」

「おい…ずりいぞ、梓。昴…俺にも触らせてくれるよな?」

なつ兄は余裕のない表情を見せると、俺のTシャツの裾から手を入れ乳首をきゅっと摘んだ。

舌で転がすように舐められると、俺の身体は熱を帯びてきてしまう。

「梓も棗もずーるーいー!俺だって昴を感じさせたいのに!」

後ろで密着していたつば兄が突然しゃがみ込み、俺の履いていたジャージを下着ごと降ろしてきた。

露になった尻の割れ目を指でなぞられ、その中心にあるヒクヒクと蠢く秘部につば兄の熱い舌が這わされると、俺は立っていられなくなりズルズルと床に座り込んでしまった。

「気持ち良すぎて力入らなくなっちゃったの?…ちょっと弄っただけなのに、もうこんなに固くして…本当に昴はいやらしい子だね。」

「そ、それは…!つば兄達が…ど、同時にいろんな場所、触ったり舐めたりするから…っ!」

俺が泣きそうになりながら反論すると、なつ兄の大きな手が俺の髪に触れた。

なつ兄の手の温もりが心地よくて、俺はそれ以上何も言えなくなってしまった。

「昴…いきなりごめんな。でも、俺達…3人とも、おまえの事が大好きで仕方ないんだ。昴は…俺達にこういう事をされるのは、嫌か?」

なつ兄の瞳が悲しげに揺れている。つば兄とあず兄も俺への愛撫を中断し、不安気な表情で俺の言葉を待っている。

俺は少し躊躇った後、頬を赤らめながら首を小さく横に振り、消え入りそうな声で呟いた。

「………嫌、じゃない…。本当は…もっと、エッチな事…されたい…けど、俺…気持ち良すぎて、女みたいな声、出ちゃうし…っ…恥ずかしくて…。」

「…もー…昴ってば、マジかーいい!チューしてもいい?!あ、もちろんチュー以上の事もしちゃうけどね?昴のお望みどーり!」

俺の言葉に瞳を輝かせながら俺に抱き付き唇を重ねてくるつば兄に、俺はバランスを崩しそのまま床に倒れ込んでしまった。

「…椿。押し倒すのはベッドの上にしてあげないとダメだよ、危ないでしょ。」

「…そういう問題なのか?でも、まあ…押し倒したくなる気持ちも分かる。昴…すげえエロイ表情してたしな。」

なつ兄はそう言って優しく笑うと、俺の身体をひょいっと抱き上げ、ベッドに仰向けに寝かせた。

右隣にあず兄、左隣につば兄、そして上になつ兄が乗っている。

「…あの…っ…俺、どうすればいいのか…全く解んないんだけど…んっ…ひ、ぁ…!」

あず兄の指が俺の尖りかけた乳首をきゅっと摘む。舌で転がすように舐められると、俺は甘い声を上げた。

数秒後、自身に生温かい感触を感じ思わず股間に目線を向けると、なつ兄が俺自身を口に含み舐めていて、俺は堪らなく興奮してしまった。

「昴のここ…すっげ濡れてヒクヒクしてんね…今、指入れたら…気持ち良すぎて、イッちゃうかもな。」

「あっ…ひっ…ぁ、んぁっ…!も、う…だめっ…出ちゃ…あ、ひっ…ん、ぁ……っ…あぁぁっ…――ッ!」

つば兄は俺のヒクヒクと収縮している秘部に指を3本も捩り込んできた。

俺は敏感な場所を3人に同時に攻められ、我慢できずになつ兄の咥内に熱い精を放ってしまった。

「…んっ…昴…いっぱい出したな。なあ…昴。誰からがいい?」

「…そんなの、生まれた順に決まってるでしょ。つまり、棗が最後。」

冷やかな微笑みをなつ兄に向けると、あず兄は俺の頬に優しくキスをしてきた。

「誰からがいいって…何の話だよ?」

「だからー、昴の中に突っ込む順番だってば!昴、おまえどんだけ鈍いんだよー?ま、可愛いからいいけど。」

つば兄の口から出た言葉の意味を理解すると、俺は身体が熱くなっていくのを感じ唇をきゅっと噛み締めた。

「昴……また勃ってきてるな…俺達に挿れられるのを想像して、興奮したのか?昴は本当に可愛いな…めちゃくちゃにしたくなるよ。」

俺自身をいやらしい手つきで弄りながら熱い視線を向けてくるなつ兄に、俺の胸は高鳴る。

「……僕…昴がこんなに敏感だなんて、知らなかったよ…そそられる…。もう、我慢できない…早く決めて?昴…。」

達したばかりで敏感になっている秘部を、あず兄が指先で撫でるように触れてくるから、俺はもう何も考えられなくなってしまう。

「…ぁっ…ん、や…っ…ひ、ぁ…!俺は…俺、は………4人一緒に気持ち良くなりたい……。」

「……昴…俺らは構わないが…それだと、昴も頑張らないといけないと思うけど…いいのか?」

なつ兄の言葉に、俺は頬を真っ赤にしながらコクンと頷いた。

「じゃあ、生まれた順にやりたいポジション言ってこーよ?俺は昴に口でしてもらうポジションがいー!そんでもって、昴の可愛い顔を俺の精液で汚してえ…!」

「それなら、僕は昴の中に挿れるポジションね。棗は必然的に昴のを可愛がるポジションになるけど、いい?」

「こういう相談を本人の前で淡々とするのも、どうかと思うが…。いいよ、それで。挿れなくても、昴を感じる事はできるからな。」

つば兄自身が俺の目の前に翳されると、俺はためらいがちに舌を這わせた。

ちゅくちゅくと舐めていると、なつ兄の舌が俺自身を根元まで口に含んでいるのを感じ、俺は思わずつば兄自身の先端に軽く歯を立ててしまった。

「んっ……こら、昴…っ、噛んだらダメだろー?アイス舐めるみたいに、優しく舐めないと…ほら、ちゃんと根元まで舐めて。」

「んんっ…んっくっ…ふ、ぅ…んん…!んーっ!ん、んぅっ!んっ…!」

涙目になりながら言われるままにつば兄自身を深く口に含んだ瞬間、固く育ち切ったあず兄自身が俺の中に捩り込まれ、俺は思わず声を上げてしまった。

つば兄自身を口に含んでいる為、呻き声のようになってしまい、俺の瞳からは恥ずかしさのあまり大粒の涙が溢れ出してしまう。

あず兄の腰の動きが徐々に速まると、なつ兄はそれに合わせるように俺自身を舐める舌の動きを速め指で根元から扱いてきた。

「昴…っ!昴の中…すごく狭くて、熱くて…興奮するよ…っ…好きだよ、昴…。」

「んんっ!んっふ、ぅ…んっ…!んっ…も、む、り…っ!苦し…っ…あ、んぁっ…!ひ、ぁ…っ…っ、あぁぁ…――ッ!」

あまりにも苦しくて思わず俺はつば兄自身から口を離した。

あず兄となつ兄によって前にも後ろにも強い刺激を与えられ限界が来ていた俺は、切なげな嬌声を上げると、なつ兄の咥内に透明な滴を迸らせベッドにうつ伏せに寝そべった。

数秒後、体内にあず兄の熱い精液を感じると、びくん…と身体を震わせ、甘い声を上げた。

つば兄となつ兄がまだ達していない事が気になった俺は、そっと起き上がるとつば兄となつ兄を交互に見つめ掠れた声で呟いた。

「…もっと、してもいいよ…?まだイッてないんだろ?…俺、あと少しなら頑張れそうだから…。」

「昴……そんな事言われたら、俺ら…調子に乗るけど、いいのか?昴の事、寝かせてやれないかもしれないぞ…?」

なつ兄の手が俺の頬に触れ、そっと抱き締められた。俺はその腕にそっと手を添えると、小さく頷いてみせた。

「昴……おまえ、すっげイイ子だな……俺、惚れ直しちゃった。なあ……昴の、触ってもいい?」

なつ兄に抱き締められている俺の耳元で、つば兄が甘い声で囁くように問い掛けてくる。

「…ふふ。これじゃあ、朝になっても昴を離してあげられないかもね?」

「…俺は、今夜限りじゃなくても…全然、構わないよ?もっと、つば兄達に…いやらしい事…いっぱい、されたいから…。」

瞳を潤ませながらつば兄達を見ると、そこには今にも襲い掛かって来そうなくらい、火照った瞳をした3人の姿があった。

そして俺は、朝陽が昇るまで何度も何度も、3人の欲望を順番に受け止め続けた…――。

あまい刺激に我を忘れる
(このひたすら与えられる快楽を、愛と呼べる日は来るのだろうか)

end.



今回は、前からリクを頂いていた三つ子×昴に挑戦してみました。
最後の一節が切ない感じですが、一応ラブラブ激裏を目指しました。
やっぱり登場人物が多いと混乱しちゃいますね…。
結局、3人と最後までさせるのは無理でした…エロイ事はしていますので許してもらえると助かります。
あと、登場人物が多いため、いつも以上にごちゃごちゃした長文になっています。読み難かったらすみません。
皆さんに少しでも気に入って頂けたら嬉しいです。現在、PPプレイしてます。椿ルート難しいですね…。頑張ります。

素敵なお題はキミの花を咲かせよう様よりお借り致しました。ありがとうございました。



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