侑昴侑 R18
もっとすば兄に近づきたくて、一秒でも長くすば兄と過ごしていたくて…
いつも、そんなことばかり考えている俺が居る。
好きだなんて言葉じゃ足りないくらいだよ…
なあ、すば兄?
この気持ち、伝えてもいい?
このままじゃ抑えきれなくなりそうで
すば兄を無理やり奪ってしまいそうで…
すごく、不安なんだ…―――。
「なあ、すば兄。…すば兄?聴こえてる?…すーばーにーいー!」
「…っ!な、何だよ、侑介!急に耳元で喋るなよ…!ビックリする、だろ…っ…!」
頬を真っ赤にしながら俺から一歩離れて俺を見つめてくるすば兄が可愛くて、俺は腕を伸ばしすば兄を抱き寄せるとすば兄の胸に顔を埋めた。
「すば兄…もしかして、今…感じてた?心なしかカラダ、熱くねえ…?」
「な、何言って…っ!そんな訳ないだろ!用事ないんだったら、俺は部屋に戻るからな…っ!」
「…待って!すば兄…俺…すば兄が好きなんだ…!すば兄の傍に居させてくれねえ…?」
俺はすば兄の腕を掴むと、すば兄の腕に頬を寄せ小さな声で想いを告げた。
「……侑介…俺も、侑介の傍に居たいよ。」
「すば兄…それって…つまり、すば兄も俺の事が好き…ってことで良いんだよな?」
「ああ…そうだけど。そんな事も説明しないとわかんねえのか?」
すば兄は俺の指に自分の指を絡めると、恥ずかしそうに笑った。
その笑顔が、俺だけのモノだと思うと、浮かれてしまいそうになる。
「…すば兄、大好き。」
「…バカ、照れるからここで言うのはやめろって…。」
リビングには俺とすば兄の他に誰も居ないのに、それでも恥ずかしがるすば兄が可愛くて仕方ないよ。
「じゃあ、すば兄の部屋…行ってもいい…?俺…すば兄に触れたい…。」
「……いいよ。俺も侑介に触れたいから…。」
すば兄の部屋へ向かう途中、俺は我慢できなくてエレベーターの中ですば兄にキスをした。
エレベーターはすぐに到着してしまい、名残惜しく離れたすば兄の唇から俺は目が離せなくなった。
絡み合う舌の感触を思い出し、身体がゾクゾクするのを感じ俺は涙目ですば兄を見つめた。
「……すば、兄……。俺…もう、我慢できねえよ…。」
「我慢できないって……侑介…キス、そんなに気持ち良かった?もうこんなに勃たせて…。」
「…っ!すば、兄…っ!耳元でその台詞、反則だろ…っ!つーか、もう触ってるし…部屋まで待てねえのかよ?」
すば兄は俺の股間を指先で円を描くように撫で、耳元で囁いてくる。
「侑介が可愛いのが悪いんじゃないか?でも…俺のも、侑介に触られたくて…反応してるって、気付いてた?」
すば兄の言葉に、俺は思わずすば兄の股間に視線を向けた。
すば兄自身は、服の上からでもはっきりと分かるくらい大きく膨張していて、俺は赤面してしまった。
「…すば兄…俺も、すば兄の…触ってもいい?」
「ああ…もちろん。俺も、侑介のいろんなところ…触りたいし…。」
すば兄の部屋に入ると、後ろからすば兄に抱きすくめられた。
腰辺りにすば兄の欲の塊が当たっているのを感じ、俺は身を捩らせすば兄の方を向くとすば兄の履いているジーンズのジッパーを降ろしすば兄自身に直に触れた。
「……すば兄の…もう、こんなに固くなって脈打ってんな…。」
「侑介のも……ぐちょぐちょになって震えてる…。なあ、舐めてもいいか?」
「うん…いいよ?じゃあ…お互いに舐め合えるように、シックスナインにする…?」
誘うように見つめベッドに寝そべると、俺の股間に顔が来るように跨ってくるすば兄。
すば兄自身が丸見えなその体勢に、俺は堪らなく興奮してしまった。
すば兄自身に両手を添え、舌を遣い裏筋から舐め廻していくとすば兄の息は乱れていった。
すば兄の熱い舌といやらしく動く指の感触を自身に感じて、俺は頭が真っ白になりそうなくらい感じてしまった。
「んっ…ふ、ぅ…んんっ……侑介、感じてる…?すげー溢れてくる…侑介の味がするよ…。ん、ふ…ぁ、ん…っ…。」
「んっ…ふ、ぁっ…すげえ気持ち良いよ…すば兄にされてるから、尚更気持ち良い…すば兄のからも、エッチな滴溢れてくる…すげえエロイ眺め…。んっ…ぁ、は、ふ…ぅ、んっ…!」
すば兄の指が俺の秘部に入り込んできた瞬間、俺は身体をびくびくっと震わせながらすば兄の咥内目掛けて半透明な滴を迸らせた。
「…侑介…俺、侑介の中に挿れてもいい?侑介の熱くて元気なのも欲しいんだけど…侑介の中も堪能したいっつーか…だめ、かな…?」
「……ううん、構わねえよ。すば兄を感じられるなら…挿れ合うってのも、有だなって思う……。」
そう答えた瞬間、すば兄に唇を塞がれ、そのまま押し倒されてしまった。
俺自身を扱きながら、達したばかりの敏感な秘部に舌を這わせてくるすば兄に俺は思わず甘い声を漏らした。
「んぁっ…は、ぁ……!んっん…!ひぁ……っ…すば、兄…変になっちゃうよ…っ…!」
「…侑介の、ここ…もうこんなにヒクヒク収縮して……俺を誘ってるみたいだ…。」
すば兄の恥ずかしい言葉に、俺の秘部がひくん、と反応してしまい、俺は思わず顔を手で覆った。
「や…っ…そんなの言うなよ…っ…恥ずかしいっつの…!」
涙目ですば兄を見上げると、すば兄は熱っぽい視線で俺を見つめた。
そして、俺の脚を開かせると、達したばかりで柔らかくなっている秘部に固く膨張した自身を宛がいずちゅ…っという水音を立てながらすば兄は俺の中に入ってきた。
「あっ…は、ぁっ……!ん、ぁっ……ん、は…っ…ぁ、あっ…!すば兄…すばに、い…っ!」
「っ…侑介…っ!侑介の中……すげえ締まる…食いちぎられそうだ…っ……もう動いても大丈夫か…?」
「う、ん…っ…動いて…いっぱい突き上げて…?」
すば兄の背中に腕を廻すと、激しい律動が開始され、俺は声を抑える事もせずにただすば兄を求めた。
「はぁっ…は、ぁ…!侑介…そろそろ、イキそうかも…侑介は…?」
「んっ…ぁ…うん…俺も、そろそろだと思う…一緒にイこ…?」
最奥を数回突かれると、俺とすば兄はほぼ同時に熱い精を迸らせ達した。
達したばかりで色気たっぷりのすば兄にムラムラしてしまい、俺はすば兄を押し倒し、体液で湿っているすば兄の秘部に指を這わせた。
「ん…侑介、どうした…?俺に挿れたくなっちゃった?」
「うん……すば兄の中に入りたくてしょうがねえよ……。」
熱い視線をすば兄に向けると、すば兄はゆっくりと脚を開き、自ら秘部に指を挿れると、誘うように俺を見つめた。
「いいよ…俺の中に来て…?早く侑介を、感じさせて…。」
「…すば兄…っ…!」
俺はすば兄の頬に唇を寄せると、すば兄の腰を掴みすば兄の濡れてヒクついている秘部に熱く昂ぶった自身を宛がいゆっくりと挿入した。
「んぁっ…は、ぁっ…あ……!ん、ぁっ…侑介の…熱くて、気持ち良い……!あぁ……っ!んぁ……は、ぁっ…!」
「…っ…!すば兄…あんま、煽んなって…!出そうになっただろ…!」
「は、ぁ…っ!だって…思ってたよりずっと…気持ち良い、から……あ…侑介の、大きくなった……興奮してるのか…?」
掠れた声で問い掛けてくるすば兄に、俺自身はますます質量を増していく。
「だから…煽んなっつの…!…あ……っ…もう、出る……っっっ……っ!」
激しく腰を打ち付ける度、すば兄は切なげな嬌声をあげ目尻からは涙を溢していた。
このまま溶け合って、ひとつになれたらいいのにと…本気でそう思った。
俺はすば兄の中に欲望の証を注ぎ込むと、すば兄を強く抱き締めた。
数秒後、すば兄も身体をビクビクと震わせ自身から白濁を放つと、俺の指に自分の指を絡めて幸せそうに笑った。
「ずっとこうしていられたらいいのに…。」
「…俺は…ずっと、すば兄の傍に居るよ?こんなに愛してるんだ…離れられるワケねえよ…。」
すば兄の胸に頬を寄せると、すば兄は嬉しそうに笑い、俺をギュッと抱き締めてくれた。
「…侑介が傍に居てくれるなら…俺はもう、何もいらない…侑介が居れば、それだけで幸せだから…。」
すば兄の温もりが俺を優しい気持ちにさせる
心も身体もすば兄でいっぱいのはずなのに、どうしてこんなに切ないんだろう
もう、すば兄が居ない世界なんて考えられない…
それくらい、俺の心の中は、すば兄で埋め尽くされているんだ
これからもずっと…すば兄の一番近くに居たい
すば兄の傍で、すば兄の全てを見つめて、愛して、受け入れて…
二人で寄り添い合って、生きていきたいんだ…―――。
溶け合うぬくもり
(心も身体も君で溢れているのに、温もりだけはいくらでも欲しくなってしまうんだ)
end.
エッチな事をお互いにし合って、二人して気持ち良くなっちゃう…そんなお話でした。調子に乗って挿れ合いもさせちゃったので、リバ小説となりました(笑)昴視点も書けたら書きたい…約束はできませんが…。皆さんに少しでも楽しんで頂けていたら嬉しいです。
素敵なお題はRuca(PC専用)様よりお借り致しました。ありがとうございました。
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