ある日、突然椿に言われた。 「俺、梓とキョーダイなんてもうやってらんねーかも。」 その言葉の意味が何なのか…僕には痛い位に解る。 本当は泣きそうなのに、それでも強がってふざけているフリをして笑う。 「ごめん、ジョーダンだから忘れて……梓?」 「椿が言おうとしていること…僕、解っちゃったよ…。」 「…え?」 僕は椿の肩を引き寄せ、強く抱きしめた。 「…もしかして…梓も、俺の事…?」 僕は椿の顔を見て言いたかったんだけど、椿は照れているみたいでなかなか離してくれなくて。 「…うん。椿のことが好きだよ。」 「…まじで?キョーダイとしてじゃなく?俺にあんなコトやこんなコトをされても構わないっていう意味の好き?」 「…そういう言い方アホっぽいからやめた方がいいと思うよ?でも…うん、構わないよ。」 恥ずかしくて思わず椿の胸に顔を埋めると、椿は優しく僕の頭を撫でてくれた。 「俺的にオブラートに包んだつもりだったんだけどなー★」 「…オブラート…?」 僕はイマイチ意味が解らずそのまま聞き返すと…椿が笑顔でこう言った。 「だってさ、梓にキスとかセックスとかフェラとか69とか言ったら、恥ずかしすぎて心臓止まっちゃうかなーって思って★」 「………椿…オブラートに包んだ意味ないんじゃない?まったくもう…。」 「いいんだってー★二人っきりなんだし。優しくするから★」 「説得力ゼロだよ。…ふふっ」 僕たちはただの兄弟ではなくなった。でも、もう怖いものなんてないよ。 本当に大切なものを見つけたから。 欲しいものはキミ。 (梓、ずっと一緒にいような?) (…当たり前だよ。) end. 切なめ目指してたのになぜかギャグっぽくなってしまった…キャラ崩れ半端ない。申し訳ないです。 |