梓→棗×椿。R-18

椿Side

棗と初めて二人きりで会ったのは、梓と付き合いだして5ヶ月が経った頃だった。

最初は梓との惚気話を聞かせてやろうと思って、俺からメールをした。

棗は思ったよりも素直に俺の誘いに乗り、うざったいはずの惚気話も黙って聞いてくれた。

どうしてだろう。その時、俺は一瞬だけ梓の事を忘れそうになった。

棗が静かに俺の瞳を覗き込むから、どうしていいか分からなくなった。

「…あんま見んなよ、棗。それに…さっきからずっと俺ばっか喋ってんじゃんか!棗も何か喋ってくんなきゃ、二人で会ってる意味がな…――。」

「椿が幸せそうに梓の話するのなんて、聞いてるだけでいっぱいいっぱいなんだよ…口を開いたら、八つ当たりしちまいそうだからな…。」

棗の顔が苦痛に歪んだのを見て、俺は気付くと半ば強引に棗の手を引き棗を床に押し倒していた。

唇が近付くくらいの距離で棗を見つめると、棗はチッと舌打ちをしてから俺の後頭部を手のひらで押さえそのまま俺の唇を塞いだ。

咥内に滑り込んでくる棗の熱い舌の感触に身体の奥が熱くなるのが分かる。

棗の唾液が咥内に流れ込むと俺は思わずぴくりと身を震わせ甘い吐息を漏らした。

飲み込み切れずに口許からどちらのものともいえない唾液が流れそれが顎を伝いカーペットに滴り落ちていく光景が堪らなく卑猥で、俺は思わず棗の頬に指先で触れた。

「…棗…ごめん…!俺…何やってんだろ…俺…帰る…じゃーねっ…!」

「…待てよ、椿!」

唇を離すと漸く俺は我に返り、慌てて床に無造作に置いてあった鞄を手に取り帰ろうとした。

けど、棗は俺を帰してはくれなかった。それどころか…棗は、思いもよらない提案を俺に持ちかけてきた。

「…棗!放せよ!帰るっつってんだろ!?」

「…誰のところに帰るんだ?椿は…俺とこんな事しといて、それでもオマエは梓の隣に居続けるつもりか!?」

「…!それ、は…!居られない、けど…でも、俺には梓しか居ないんだよ…!梓の隣に居られないなんて…俺には堪えらんねーよ…。」

気付くと俺は棗の目の前で大粒の涙を溢していた。棗は何も言わずに俺の背中を撫でてくれた。

梓の事を本気で好きだったから、棗の想いに気付けたなんて…そんな事言ったら、梓も棗も…俺に愛想尽かして、俺の事…見放すのかな?

梓も棗も大好きな俺は、結局梓からも棗からも愛されないのかもしれない。

「椿が好きだ…でも、俺のせいで椿と梓が離れ離れになるなんて、そんなのは嫌なんだ…。だからさ…」

「…棗…?なに…?何を言おうとしてんの…?」

俺には棗の言おうとしている事が、何となくだけど分かっていた。

だからこそ不安だった。棗も梓も手に入れる方法なんて、きっと幸せな方法なんかじゃないはずだから。

「…本命は梓で、俺は浮気相手って事にすればいい。そうすればもし万が一浮気がバレても、俺は浮気相手だから、本当に愛しているのは梓だ。そう言えば何も問題はないだろ。」

「…なつめ…問題大アリなんだよ!このばかちん―――――ッ!!!」


棗Side

俺がアイツに敵わないなんて事、もうとっくの昔に気付いてる。

だからって、戦う気はさらさらない。

俺は戦わずとも、椿を奪う方法を知っているから。

椿は梓の話をする時は機嫌が良くなる。

機嫌が良くなると、椿は判断力が鈍くなるらしいんだ。

少し見つめただけで、ほら。頬を赤らめて俺を見てる。

「…あんま見んなよ、棗。それに…さっきからずっと俺ばっか喋ってんじゃんか!棗も何か喋ってくんなきゃ、二人で会ってる意味がな…――。」

椿は無意識に俺を誘惑する。頬を真っ赤にしながらそんな可愛い事言ってくるから、俺はもうやられっぱなし。

「椿が幸せそうに梓の話するのなんて、聞いてるだけでいっぱいいっぱいなんだよ。口を開いたら、八つ当たりしちまいそうだからな。」

俺が苦痛に顔を歪めながら椿の瞳を見つめ吐き捨てるように呟くと、椿は一瞬黙り込んだ後突然俺の手を引き俺を床に押し倒してきた。

そんな事されたら、さすがの俺も我慢なんてしてられない。

そんな汚い手段でしか椿を奪えない自分に苛立ち、俺は小さく舌打ちをすると椿の後頭部を右の手のひらで押さえそのまま椿の柔らかそうな唇を塞いだ。

椿の咥内に舌を滑り込ませながら、椿の咥内に自分の唾液を流し込んでいくと椿の身体が小さく震えたのが分かり俺の興奮は高まっていく。

椿の咥内に流し込んだ唾液が椿の顎を伝いカーペットに滴り落ちていく光景はどことなく卑猥に見えて、俺はますます椿をここから帰したくなくなってしまった。

「…棗…ごめん…!俺…何やってんだろ…俺…帰る…じゃーねっ…!」

「…待てよ、椿!」

我に返った様子の椿が慌てて唇を離し床に無造作に置いてあった鞄を手に取り起き上がろうとしたところを、俺は力尽くで引き留めた。

握り締めた椿の腕が思ったよりもずっと細かった事に驚いて椿を見つめると、椿は今にも泣きそうな瞳で俺を睨みつけていた。

「…棗!放せよ!帰るっつってんだろ!?」

「…誰のところに帰るんだ?椿は…こんな事を俺としといて、それでもまだ梓の隣に居続けるつもりか!?」

「…!それ、は…!居られない、けど…。でも…俺には梓しか居ないんだ…!梓の隣に居られないなんて…俺には堪えらんねーよ……。」

椿の瞳から堪え切れなかった涙が静かに流れ落ちていく。

俺はその痛々しい泣き顔を見ていられなくて、気付くと俺より少しだけ華奢な椿の身体を強く抱き寄せその小さな背中を何度も繰り返し撫でていた。

「椿が好きだ…でも、俺のせいで椿と梓が離れ離れになるなんて、そんなのは嫌なんだ…。だからさ…」

「…棗…?なに…?何を言おうとしてんの…?」

「…本命は梓で、俺は浮気相手って事にすればいい。そうすればもし万が一浮気がバレても、俺は浮気相手だから、本当に愛しているのは梓だ。そう言えば何も問題はないだろ。」

椿の頬を優しく撫でながら満面の笑みで提案すると、椿は顔を真っ赤にしながら耳元だというのに腹の底から声を張り上げて却下した。

「…なつめ…問題大アリなんだよ!このばかちん―――――ッ!!!」

そう言いながらも、椿の顔が少しだけ幸せそうに見えたのは俺の気のせいなんだろうか…?


椿Side


棗とキスをしたあの日から、もう三週間の月日が流れた。

俺は日が経つにつれて棗の事が気になって気になって仕方なくなってしまって、梓が不安そうにしている事に気付きながらもどうしたらいいのか分からなくなっていた。

「ただいまー……って、梓…?またリビングで寝てたの…?風邪引くよ。一緒に付いてってあげるから、部屋戻ろ?」

寒さが厳しくなってきた1月の初め頃。

家に帰るとリビングのソファで丸まっている梓を見つけた。

梓は俺に気付くなり駆け寄ってきて、泣きそうな顔で微笑み俺の胸に抱き付いてくる。

「…おかえり、椿…。待っていたんだよ…?…ねえ、まだ教えてくれないの?棗と会っているんでしょ…隠す事ないのに、どうして椿は…!」

「梓…ごめん…俺、もう少しだけ、このままアイツと一緒に居たい…俺はずるいからさ…梓も棗も、二人とも幸せにしたい。どっちかが不幸せなのは嫌なんだ…でも、どーしてだろーね…?梓にも棗にも、悲しそうな顔ばかりさせてる…もう、俺…どーしたらいいのかわかんなくなっちゃった…ッ…。」

梓にこんな事を言って何になる?頭ではそう分かっているのにもう心の中はぐちゃぐちゃで、誰かに気持ちをぶちまけなければ心が壊れてしまいそうだったんだ。

梓は俺の言葉をただ静かに聞いてくれて、俺が泣き疲れて眠りに就くまでずっと隣で背中を撫でてくれた。

梓の事を傷つける事になる。それを理解した上で、俺は棗を選んだ。

棗にキスをして、棗の肌に触れて、初めて棗の中の"雄"の部分を見たあの瞬間から…俺はもう、恋に落ちていたんだ。

「…な、つ…め…。」

好きだなんて、そんな甘酸っぱい台詞、今はまだ言ってやらないけど。

俺を見つめる瞳はいつだって優しくて、そんな棗を見ていなかったのは俺だけで。

梓の瞳にも棗が映っていたなんて、俺はちっとも気付かなかった。

知りたくなかった。梓が俺の傍に居た理由に気付き、俺は背筋が震えるような感覚に襲われた。

棗を奪われたくなかったから俺の傍に居たなんて…嘘だろ?だって、それじゃ…俺と梓は…。

「…椿…ごめんね。僕…椿にだけは、棗の事…取られたくない…。」

梓がか細い声で呟いた言葉を、俺は聞き逃さなかった。

「…梓は…棗の事が好きってこと?ずっと俺の傍に居てくれたのも、俺に棗を奪われたくなかったから?」

「…そうだと言ったら、椿は僕を軽蔑する?でもね、椿だって同じ事を僕にしているんだよ。僕の方がずっと前から棗の事を想っていたんだ。それを横取りしようとしたのは椿でしょ。」

「梓…それはごめん。俺、あの時まだ梓の気持ち知らなかったから…。でも、俺…棗の事、本気だよ?梓にだけは渡せないし、渡すつもりもないから…。」

梓の気持ちを知った以上、俺はもう梓に優しくする必要はない。

梓が優しくしてほしいのは、他の誰でもなく棗なんだから。

俺は梓の瞳を見据え宣戦布告をすると、マンションを抜け出しそのまま棗のマンションに向かった。

少しでもいいから、棗に触れたい。棗に触れて欲しい。

あの日の激しいキスよりももっと深くとろけ合うような淫らな事を棗としたい。

そんなふしだらな事を頭に巡らせながら歩いているとすぐに時間は経ち、俺はあっという間に棗の部屋の前まで来てしまった。

「…ここまで来たのはいいけど、ちょっとキンチョーしてきた…深呼吸しよ…すぅー…はぁー…すぅー…はぁー…ん、よし。」

俺はドキドキと煩く脈打つ心臓を落ち着かせるために深呼吸をすると、勢いよく棗の部屋のチャイムを鳴らした。

「…はい?」

数秒後、インターホンから棗の気怠そうな声が聴こえてきた。

「あ…あの、俺…どーしても棗に逢いたくなっちゃって…それで…部屋、上がらせてほしーんだけど…。」

思ったよりもしどろもどろになってしまったのが恥ずかしくて、俺の頬は真っ赤に染まっていく。

「…梓にバレたんだな。いいよ、話くらいなら聞いてやる。…今開けるから待ってろ。」

扉が開くなり棗に抱き寄せられ、俺は棗の胸に顔を埋め肩を震わせながら棗の名前を呼んだ。

「…なつめ…棗…なつめ…棗だけは…俺の傍に居てくれるんだよな…?」

「椿…そんな震えた瞳で俺を見るなよ…いくらオマエが弱ってるとはいえ、俺は椿の事が好きなんだぞ?そんな潤んだ瞳で見つめられたら…俺、オマエに酷い事をするかもしれないんだぞ?分かってんのかよ…。」

「…ッ…俺は…それでも構わないって思ってる…そうじゃなきゃ、こんな夜中に一人で棗の家に来たりしねーよ。俺は棗が好きだから…お前に触れて欲しいと思ったから、今ここに居るんだよ。棗の方こそ分かってねーじゃんか…。」

棗は目を丸くすると頬を微かに赤らめながらためらいがちに俺の肌に指を滑らせてくる。

棗の細くて長い指が俺の喉仏をなぞり鎖骨へとたどり着く。

俺の身に纏っている服を一枚ずつ丁寧に脱がせていく棗に、身体の奥がじんわりと熱く疼き出していく。

「なつめ…っ…お願い…焦らすの止めてくんねー…?もう、俺…指だけじゃ…もどかしく、て…ッ…。」

硬く尖りかけている乳首を指で弾かれ、思わず身体をヒクつかせると熱を帯びた瞳で棗を見上げた。

「椿は俺にどうしてほしいんだ。ちゃんとその可愛い口で言えたら言われた通りにしてやるけど?」

意地悪く問い責めてくる棗に羞恥心を煽られた俺は、頬を真っ赤に染め涙目でねだった。

「…俺の…おちんちんと、おしりの穴…触って弄って舐めて…気持ち良くして…?」

「…それだけで満足できるのか?椿…言っておくが、俺はそんなんじゃ満足できないからそのつもりで。」

「…棗の…好きなように愛してくれれば、俺はそれだけで満たされるよ?だから…いっぱい気持ち良くしてよ。俺の初めて貰って…。」

棗の耳元で誘うように囁きかけると、棗は切なげな表情をしながら俺に深いキスを仕掛けてきた。

唇を吸い合うような甘く優しいキスに酔い痴れていると、棗の手が俺の硬く膨らみかけているチンポに触れた。

そのまま優しく握り込んでくる棗に、俺は身体中の力が抜けるのと同時に激しく押し寄せてくる快楽の波に腰を震わせながら唇から艶めかしい声を漏らした。

「ぁっ…あっ…ん、ぁ…!ひぁっ…!ん、ん…ふ、ぁっ…あ…!なつ、めっ…気持ち…良すぎ…!ナニ、これ…あっ…!だ、め…!そんな…舐めんなって…!ひぁあっ…!!」

棗の舌が裏筋に這わされると、俺は火照った瞳で棗の顔を凝視した。

俺のチンポを咥える棗の口許からは飲み込み切れなかった俺の白濁が溢れ、それが顎を伝い床に滴り落ちている。

その光景に思わず興奮してしまった俺は、我慢できずに棗の口許めがけて熱い白濁を放つと棗の胸に抱き付いた。

「椿…まだ休むのは早いんじゃないか?俺のも気持ち良くしてくれよ。」

呼吸を整えていた俺の目の前に棗の硬く育ち切ったチンポが翳される。

俺はそれを濡れた瞳で見つめると、亀頭にそっと舌を這わせていく。

棗のチンポは既に熱く脈打っていて、亀頭からは薄っすらと白濁が溢れているのが見えた。

それを一滴残さず舐め取っていると、不意に棗の腕が俺のお尻まで伸びてきてそのまま棗の指が俺の秘部にずるりと滑り込んできた。

「んっ!んんっ…ん、ふ…っ!ん…ふ、ぅ…!」

口の中に棗の硬く膨張しきったチンポが入っているため、甘い嬌声はただの呻き声にしかならずに消えていく。

それが何だか恥ずかしくて、俺は涙目で棗を睨むと棗の亀頭を甘噛みしてみた。

「っ…椿…!噛むなよ、出そうになっただろ…。…もうそのくらいでいいよ。椿…もしかして、フェラ初めてじゃないのか?」

「…な…何で、そーゆーコト訊くんだよ…棗ってほんっとデリカシーねーよなー…。」

「…何でって…そんなの、椿の事なら何でも知りたいからに決まってんだろ。」

棗の真っ直ぐな言葉が俺の胸に優しく響いてくる。

棗が俺を愛してくれている事が、棗の全てから伝わってくる。

それが嬉しくて、俺は棗の硬く張り詰めたチンポの上に座った。

「…ほら、棗も手伝えよな。俺のここに、挿れたいんだろ…?ね、棗…もう我慢できない…棗をちょーだい…?」

棗は愛おしげに俺を見つめると、俺の腰を掴み下方向に引き寄せてから腰をズンと動かし俺の中に硬く育ち切ったチンポを突き立ててくる。

俺の中を抉るように暴れ回る棗のチンポの脈動と棗がくれるキスの温もりだけが、俺の脳内を支配していく。

激しい律動とは異なる優しく甘いキスを棗は与えてくる。

触れ合う唇と繋がり合う身体だけが、俺と棗を繋ぎ止めているような気がしていた。

「…棗…俺の事、ここに閉じ込めてよ…24時間、棗の傍に居たい…そうしないと不安でたまんねーよ…。」

セックスの後、棗の胸に抱き付きながら呟いた俺を棗は強く抱きしめると震える声で問い掛けてきた。

「…椿は…それでいいのか?もし、強がりじゃなくて…本気で俺だけを見てくれる気があるなら…俺はオマエだけの俺になるよ。椿だけを…ずっと守るよ。」

「……いいに決まってんだろ?俺だけの棗になって…ずっと、ずっと…俺だけを守って?」

涙目で棗を見つめると、幸せそうな笑みを浮かべる棗と視線がぶつかった。

棗が今、何を考えているかなんて目を見れば分かる。

「…なーつーめ?チューしたい?ねーねー?したいならしてもいーよ?」

「…いいんだな?腰が砕けるくらいの激しいキスでメロメロにさせてやるから覚悟しとけ。」

「棗ー、メロメロって死語じゃね?つーか、俺はもう既に棗にメロメロだよー?伝わってねーの?」

棗の顔が近付いてきて、そのまま噛み付くように唇を塞がれた。

互いの舌を吸い合うような深く激しいキスに、再び身体が反応してしまいそうになり俺は棗から離れようと小さく身動ぎをした。

「椿…俺…っ…椿の事が好き過ぎて、頭がおかしくなりそうだよ…椿の事しか考えられない…。」

「…そんなの…俺だって同じだよ?棗が愛しくて、棗がたくさん愛をくれるから…頭の中、棗への気持ちしかなくなっちゃってる…。」

棗の唇を優しく舐めると、棗は幸せそうに目を細め俺の髪を撫でてくれた。

その幸せそうな笑顔を見ていたら、俺まで幸せな気持ちになってくる。

梓が棗を好きだと知った時、俺は確かに絶望を垣間見た気がしていた。

それなのに、今はもう棗と棗と過ごしている幸せな今にだけしか目がいかなくなっている。

痛みも苦しみも、温もりも寂しさも、何もかもを抱きしめて今、キミの幸せを願うよ。

「なあ…椿。オマエ、今…幸せか?」

「…うん。すっげ幸せだよ?…棗は?」

「…俺も幸せだよ。椿が隣に居て、俺だけに微笑みかけてくれてるのが、信じられないくらい嬉しくて…これからもずっと一緒に居られるって思ったら、幸せでたまらない…。」

「…そっか。棗が幸せなら…俺も幸せだよ。だって…俺の幸せは、棗が幸せで居てくれる事だから…。」

棗の幸せの欠片に俺は今、確かになれている…

棗が俺にたくさんの幸せをくれたように、これからは俺が数え切れないくらいの幸せを棗に与えてあげたい…――。

end.

何もかもを抱きしめていまキミの幸せを願う
(梓を沢山傷つけた事も、梓から棗を奪い取った事も、全部抱えて生きていくと決めたから)

約三ヶ月ぶりの更新になってしまいましたが、支部にあげていた棗×椿の短編をこちらにも更新致しますね。
時間かかった割に文字数が少なくて申し訳ないです。
しかも下品だし、sideで分けた意味がないし…(笑)それでも、更新を楽しみにして頂いている読者の皆様に少しでも楽しんで頂けたら、嬉しいなと思います。
これからもミルクとスカイブルー、ゆっくりと自分のペースで続けていけたらな、と思っておりますので宜しくお願い致します。



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