君を幸せにしたいと願えば君を繋ぎ止められますか
琉夏×新名
R-18
誰かを本気で好きになるとか、そういうのはもういいかなって思ってた。
それなのに、アンタが悲しげな瞳でオレを見るから、オレは意識せずには居られなくなる。
琉夏さんの悲しげな笑顔が、瞼の奥に焼き付いて離れない。
なぁ、琉夏さん?
アンタは罪な男だね。
オレの心をこんなにもアンタでいっぱいにしておいて、今更距離を取ろうとするんだから…――。
「あ、ニ―ナだ。何してんの?」
「琉夏さん!チィ―スッ!オレはこれから購買に行くとこですよ。琉夏さんはお弁当探してるんっすか?いいおかず見つかりました?」
「…うん、見つかったよ。ってか、今見つけた。なぁ、ニ―ナ。今って暇?暇だったら一緒に屋上行こ。」
「へっ!?る、琉夏さん…?この手の意味は…?」
「行くの?行かないの?どっち?」
「……行きます…。」
ある日の昼休み。
琉夏さんと中庭で遭遇したオレは、少し緊張しながらも琉夏さんにお辞儀をして琉夏さんを見つめた。
琉夏さんの瞳が丸くなったのと同時に琉夏さんに手を握られ、オレは恥ずかしさのあまり静かに頷き小さな声で呟くだけだった。
屋上に行くと、空は青く澄み渡っていて凄く気持ちが良かった。
思わず伸びをすると、琉夏さんが優しく笑っている事に気付きオレはそっと琉夏さんの肩に寄りかかった。
オレ今、琉夏さんと二人きりなんだよな…これって、もしかしてチャンスじゃね…?
ふとそんな考えが頭の中を過る。
琉夏さんを見つめると、琉夏さんは真剣な表情でオレの瞳を覗いていた。
「…ニ―ナ。触ってもいい?俺、ニ―ナに触れたい…なぁ、いいだろ…?」
琉夏さんの細くて長い指がオレの腰に滑り落ちてくる。
反応し始めている股間を優しく撫でるように弄られ、オレは胸の奥が静かに震えるような感覚を憶えた。
「ん…ダメ、ですよ…琉夏さん…やめましょ…?こんな、の…おかしいですって…!」
「どうして?ニ―ナのチンポ…もうこんなに硬くなって脈打ってるのに…?ね、気持ちいいんだろ?素直になって…ニ―ナ…。」
耳をくちゅりと舐められ、オレの呼吸は徐々に乱れていき唇からは甘い声が漏れていく。
「ぁ、ん…っ…や、気持ちいい…なんて、言えるワケないじゃないですか…!」
「へぇ…言わないとずっとこのまま焦らしプレイだけど、それでもいい?ニ―ナの我慢してる表情は嫌いじゃないけどね?」
琉夏さんの舌がオレの乳首に這わされ、オレはその優しすぎる愛撫に物足りなくなりキュッと唇を噛み締め琉夏さんの首に両腕を廻しキツくしがみついた。
「ぁ…や、嫌です…琉夏さん…して、ください…オレに…その…エッチな事…全部、してください…オレ、琉夏さんに教えて欲しい…。」
「…っ…ニ―ナ…可愛すぎる…どうしよ…俺、今日は優しくできる自信、ないかも…ニ―ナの事、めちゃくちゃにしてやりたい。」
琉夏さんの唇がオレの顔に近付き、そのまま深く唇が重なった。
初めて知った男同士のキスの感触は、意外と柔らかくて凄く気持ちが良かった。
何より、大好きで大切な琉夏さんとキスをしているという現状が今のオレには涙が出るくらいに嬉しかった。
「る、か…さ、…んぁっ…は、ぁっ…あ、やっ…んん…ぁ、ひぁ、あっ…ふぁあっ…好き…大好きです…っ!」
硬く膨張しきったオレのチンポを唇と舌で吸い付くように舐めてくる琉夏さんに、オレの興奮は高まっていく。
「ニ―ナ…俺もニ―ナ大好きだよ…。なあ、このまま最後までしてもいいんだよな?後悔とか、しない?」
「は、ぁ…何で後悔なんてしなきゃなんないんすか。オレはアンタにエッチな事されて嬉しいぜ?だからもう、変な心配するのやめてくださいね?」
琉夏さんの金色の前髪を優しく払い、その奥に隠れている大きな瞳を覗いてみる。
恥ずかしそうに笑う琉夏さんを見つめ、琉夏さんの身体を強く抱き寄せそっと耳元で囁く。
「オレ…琉夏さんが好きです。だから…大好きな琉夏さんが悩んでるの見るのは苦しいっす。」
「ニ―ナ…うん、分かった。じゃあ…もう、我慢しない。ニ―ナの中に挿れる…俺の全部を受け入れて、一緒に気持ち良くなろう?」
琉夏さんはオレの目尻に優しく唇を寄せると、オレのヒクヒクと淫らに蠢く後孔に指を二本挿れグチュズチュといった卑猥な水音を立てながら入念にオレの中を解していく。
窪みの周りを指でなぞられ、身体中が熱く痺れる感覚にオレの瞳からは大粒の涙が流れ落ちていく。
「…琉夏さん…も、焦らさないでください…なんか、オレの身体…指だけじゃ足りね―みたいなんで…ほ―ら、早くしないと休み時間終わっちゃいますって…。」
「…何でだろ。何で俺、こんなにニ―ナの事…好きなんだろ。オマエの事だけが、スゲー気になるんだ。ここに俺のを挿れたらさ…ニ―ナ、どうなっちゃうんだろうって…最近はいつもそんな事ばかり考えてた。」
小さく呟きながらオレの後孔に硬く育ち切ったチンポを擦り付けてくる琉夏さんの仕種に、オレは背中がぞくんと粟立つのを感じ軽く身動ぎをし熱を帯びた瞳で琉夏さんを見つめた。
「…マジすか…オレも、琉夏さんの事…気になってた。琉夏さんとこうして触れ合えるなんて思ってもいなかったから、オレ…なんかもう、泣きそう…。」
琉夏さんの綺麗な顔が近付いてきて、そのまま唇が重なる。
深くて長いキスに夢中になって琉夏さんの舌を追っていると、後孔に押し当てられていた琉夏さんのチンポが少しずつオレの中に埋め込まれていくのが分かりオレは思わず甲高い声を漏らしてしまった。
「んっ…ん、んん…!ん、ぁ…!や、ぁっ…あ…っ…ひ、ぁっ…ふ、ぁ…っ…!は、ぅ…ん、ぁ…っ…!すげ…っ…琉夏さんが…オレの中に居る…っ…ぁっ…奥まで当たって…る、あぁっ…!ん、ぁっ…あ…!」
激しい律動の最中、琉夏さんの指が不意にオレのチンポの根元をギュッと掴んできた。
もう少しで射精するとこだったオレは、苦しげに眉を寄せると琉夏さんの指に自分の指を絡めねだった。
「…あの、琉夏さん…お願いだから、この手を離して…じゃないと…オレ、おかしくなっちゃうから…!」
「ヤダ、離さない。俺がイクまでイカないで…一緒にイこ?俺…ニ―ナのイク顔見ながらイキたいんだ…ダメ?」
琉夏さんの真剣な表情を見たら、何も言い返せなくなりオレは頬を真っ赤に染めながら小さく首を横に振った。
「…嫌、じゃねーけど…じゃあ、せめて動いて?根元握られながら動いてもくれないなんて、あまりにも鬼畜すぎるだろ?」
子供のように甘えた瞳でオレを見つめる琉夏さんの髪を優しく撫でると、琉夏さんは嬉しそうに微笑み再び激しい律動を再開させた。
「…ニ―ナッ…ニ―ナ…!ニ―ナの中…俺のチンポに吸い付いてくるよ?そんなに好き…?俺のチンポ…。」
耳元で琉夏さんが恥ずかしい質問をしてくるから、オレは思わず身体に力が入ってしまった。
琉夏さんのを中できゅうきゅうと締め付けてしまったオレは、恥ずかしさのあまり琉夏さんを直視できず瞼をきゅっと閉じた。
「…ニ―ナ?何で目を瞑るの?まさかこんな時に眠くなったとか言わないよな?あ…もしかして、さっき俺のを締め付けちゃった事が恥ずかしくて俺を直視できないとか?全く、ニ―ナは純情だなぁ。」
「ちょ…っ…!もう琉夏さん!分かってるなら言わないでくださいっ…!あ、ぁ…っ…ひぁ…ん、やっ…ふぁっ…んぁ、あぁ…!も、ムリ…出、る…ッ…!あ、ぁ…っ…んぁあっ…ッッ…!!」
「ニ―ナ…ッ…!好きだよ…俺には、ニ―ナだけだよ……ッッ…!」
琉夏さんの甘い声が耳に届いた瞬間にオレは亀頭のから熱い白濁を放ちそのまま屋上の床にぐったりと仰向けになった。
琉夏さんはそんなオレの身体を優しく抱きしめ、オレの顔中にキスの雨を降らせると幸せそうに微笑んでくれたんだ。
ねえ、琉夏さん。
オレ、アンタのこと、幸せにしてあげられてるのかな?
アンタが幸せそうに笑うから、自惚れてしまいそうになる。
琉夏さんの世界にオレは映れてるんだよね?
まだまだ琉夏さんの気持ちが半分も分からなくて、掴めなくて、たまらなく不安なんだ。
こんなオレにも分かる事がいくつかある。
それは、この恋は間違いなんかじゃなかったという事。
「…明日も、ニ―ナに触れたいな。明日も明後日もその次の日も、ずっとずっと…ニ―ナの温もりから離れたくなくて困る…。」
「…うん…もっと触れて?琉夏さんの温もり…全部、オレだけのものにしたくてたまんない…すげ―幸せ…でも、すげ―苦しいよ…琉夏さん……。」
大切な人が傍に居て、触れられて、笑い合える事がこんなに幸せだったなんて、オレはこの恋をするまで知らなかった。
毎日なんとなく生きていたから、ありふれた事を幸せだと思える事が何だかくすぐったくて、オレは頬を微かに赤らめると琉夏さんの頬に音を立ててキスをした。
「…ん…ニ―ナ?どうしたの、そんなに俺に襲われたいの?不意打ちでほっぺにチュ―とか、ニ―ナって本当に乙女だな…可愛すぎる。」
「乙女とか言わないでほしいんすけど?オレには琉夏さんの方が天使みたいに可愛く見えるんだけどな―。琉夏さんって色白だし…瞳大きいし。やっぱ、女子にもモテたりするんすか…?」
「…ニ―ナ…もしかして、ヤキモチ妬いてくれてんの?やば…可愛すぎ…俺、今すぐニ―ナと繋がりたい…ダメ?」
琉夏さんの凄まじい体力にオレは顔を真っ青にすると、か細い声で呟いた。
「…琉夏さん、どんだけ体力有り余ってんすか…。」
「やっぱダメか。じゃあ…チュ―だったら?チュ―ならいい?」
琉夏さんの腕が腰に廻されている事に気付くと、オレは頬を真っ赤に染め静かに頷いて見せた。
オレが頷くと、琉夏さんは噛み付くようなキスをオレに与えてくれた。
絡まり合う舌の温もりに、オレはついつい夢中になり琉夏さんの咥内を舐め廻すように琉夏さんの舌先を唇と舌で舐めたり吸ったりして誘惑してしまった。
すると、琉夏さんの指がオレの制服の裾から入ってくるのが分かりオレはそっと唇を離し濡れた瞳で琉夏さんを見つめ無邪気に問い掛けて見せた。
「…琉夏さん…第二ラウンド?」
「うん…ニ―ナがえろっちいキスするから、感じちゃった。今すぐニ―ナをどうにかしたい…。
切なげな琉夏さんの表情に欲情してしまったオレは、琉夏さんの股間をそっと撫でながら甘えた声でねだった。
「…中に出すのは、ナシで。優等生の新名くんに授業サボらせたんだから、もちろん気持ち良くさせる自信はあるんだよね―?琉夏センパイ?」
少し余裕ぶってみたけど、実際はきっとオレの方がずっと興奮してる。
だって、琉夏さん手つきがエロイし、真面目な顔すると綺麗で…そんな綺麗な口で、オレのチンポ咥えてる姿とか…かなりグッとくるものがあったワケ。
「…ニ―ナ、生意気。そんな生意気な事を言う口には、こうだ。」
「んぐっ…ん、んん…ふ、ぅ…ん…ん…ふ、ぁ…琉、夏さん…!いきにゃりにゃにひゅんでひゅか!」
琉夏さんの大きくて脈打っているチンポが瞬く間にオレの咥内に突っ込むように捻り込まれ、オレは苦しげに眉を寄せ文句を言いながらも口を離す事はせずに大人しく琉夏さんの硬く張り詰めているチンポに舌を這わせていく。
チロチロと舐めていると、半勃ち状態だった琉夏さんのチンポがみるみるうちにオレの口の中で硬く膨張していくのが分かりオレは夢中で琉夏さんのチンポを舐め廻した。
初めて味わう琉夏さんの白濁の味は、濃くて温かくてドロッとしていて、そして少しだけ変な味がした。
夢中になって舐めていると、琉夏さんの長い腕がオレの後孔まで伸びてきてそのまま琉夏さんの指がオレの中へと滑り込んでくる。
「ん…ニ―ナ…美味しそうに咥えちゃって。ね、俺のが欲しいって言って?ニ―ナも待ちきれないだろ?もう、こんなにヒクヒクしてるもんな?」
耳元で囁きながら中に挿れた指を第二関節まで折り曲げてくる琉夏さんに、オレは琉夏さんの指を奥まで咥えようと腰をくねらせ甘い吐息を唇から漏らした。
「あ…はっ…ぅ、あっ…ん、や、琉夏さん…お願い…挿れ、て…琉夏さんの熱が欲しい…。」
オレは自ら両脚を大きく開き誘うように後孔に指を這わせていく。
琉夏さんは喉仏を上下させると、静かにオレの中に熱の塊を突き立てていく。
屋上の床は薄いから、気付かれないように配慮してるのか琉夏さんはゆっくり腰を動かす。
そのあまりにもスローなテンポに余計に感じてしまい、オレは身体をブルッと震わせながら亀頭から熱い白濁を迸らせると琉夏さんの胸に甘えるように抱き付いた。
その数秒後、琉夏さんもオレの腹の上に欲望の証を放つとオレの身体を強く抱きしめ耳元で何度も「好きだよ」と囁いてくれた。
琉夏さんがオレを好きになってくれて、すっげ幸せだ、すっげ不安でもある
でも、その不安を取り除けるのは他の誰でもなく、琉夏さんだけなんだってオレはちゃんと分かってる。
だからきっと、大丈夫。琉夏さんが愛しくてたまらないと、この胸は確かに叫んでいるから…――。
「琉夏さん…大好きです…。」
「うん…俺もニ―ナが大好きだよ。」
end.
------------------------GS3第二弾はルカニナでした。マイナーでごめんなさい。あと変態でごめんなさい。チ○ポ言わせるのが楽しくて調子に乗りすぎた結果、アホ丸出しな文章になっていました。テヘ★
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