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後書き


緋桜様

この度はリクエストしていただき、真にありがとうございます。
そして、すっかり遅れてしまい申し訳ございません。
リクエストが斬島さんと境ちゃんの食べ放題店ブラックリスト入りだったのですが、管理人の残念すぎる文才ではオチが見つからず、結局大盛チャレンジメニューにまで手を伸ばしました。この二人なら何だかんだで食べきってくれると管理人は夢見てます。
少々不完全燃焼な部分がありますので、以下どうでもいいオマケをつけさせていただきます。書き直しは緋桜様からのみ受け付けております。
リクエストありがとうございました。

オマケ
side 木舌

「あ、木舌さん。コレ佐疫さんに僅かだけど足しにしてくださいと伝えてください。」

翌日、そう言って向日葵から渡されたのは茶封筒。
見覚えの有りすぎるそれは確か昨夜のステーキ店で彼女が貰っていた物だったはずだ。

「中身を見ても?」
「使わないと約束できるなら。」
「?…分かった。」

薄っぺらいそれが一体何なのか確認する。中には一万円札が2枚入っていた。

「……お嬢さん、これってどういう事?」

全く意味が分からず、顔を顰める。脳裏に浮かぶのはとてもじゃないが、良いとは言えない可能性ばかりだ。

「主に木舌さんのお酒代と斬島さんを筆頭にした獄卒の方々の食費で特務室のエンゲル係数が半端ないことになっているらしいので、雀の涙でもないよりかはマシかと。」
「本当に何から何まですいません。」

一瞬でも疑ってしまった罪悪感のせいか、木舌は最後まで彼女の顔を直視できなかった。
後に茶封筒を木舌から受け取った佐疫もしばらくの間、顔を両手で覆って動かなくなるのは彼らだけの秘密だ。

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