こんばんわ、こんにちは。
熱くなってきましたね、クーラー無いと寝れnightになってきました。とぅらい。
最近刀剣乱舞連載に関するコメントをいただく事が多くなり、非常に嬉しい限りです。読み返すと結構恥ずかしいのですが、書くのがかなり楽しい小説なのでこっちも途中で凍結しないように頑張ります。
さて、特にこれといってご報告することは無いのですが、愚痴を言いたいのとちょっとお焚き上げ(別名:供養)をしたいのでこの場をお借りします。ちなみに愚痴は審神者向け、お焚き上げは獄都事変・filament既プレイ者向けですな。

とりあえず、お先に追記にてお返事を
追記
烏兎様,緋桜様,名乗る価値等無い者様(?),匿名様,備中の凡審神者様、コメントありがとうございました。


愚痴:貞ちゃん実装されたね!でも管理人まだ6-4クリアしたばっかの審神者だから貞ちゃん何か手にはいる訳ないよ!ごめんね、キャンドルカッター光忠!!やっと厚君が極になったと思ったら公開ビジュアルと能力値見て、五虎退を極にすべきだったのかと非常に戸惑ってます。でも厚君お気に入りなんだよぉ…。
所で薬研の極が全く想像つかないのは私だけでしょうか?薬研ニキがこれ以上進化したら、只でさえ重症の柄ラーが瀕死になると思うの。
柄までー? \通して―!/


お焚き上げ:ちょっと病んでる感じの災藤さん夢が書きたかった。奇病系の診断メーカーが面白い結果だったので途中まで。名前変換機能がブログには無いので「苗字」「名前」で固定。付き合ってる設定です。

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絨毯の上に座り込む彼女の両隣には二匹の猫が眠っている。
白い壁。
部屋の隅に置かれた植木鉢には満開の桃の花。
天蓋のついた柔らかなベッド。
窓から見える空では月が煌々と輝いている。
ここは獄都の一角、とある鬼の屋敷の中。
少女の恋人が贈った世界はとても綺麗な檻だった。


***
数年前から流行り始めた奇病。患者によってその症状は実に様々なもので、
ある者は水に触れると泡となって溶け、
ある者は写真や鏡に映らなくなった。
その特殊性から付けられた病名は「空想奇病」。原因も分からないそれは未だに完治するケースの少ない病気である。

「お気の毒ですが、苗字さんは恐らく空想奇病に罹っています。」

消毒液の匂いが鼻につく。目の前にはカルテを前に唸る白を纏った男。
まるで白昼夢のようだ。

「…くうそう、きびょう。」

最初はめまいだった。貧血を真っ先に疑う程度の症状。それが連日に渡って続くのは流石におかしいと、恋人に勧められて向かった病院。白いカーテンと顔色一つ動かない看護婦、言葉とは裏腹に少しめんどくさそうな声音の医者。その診断に急速に足元が崩れていく錯覚すら抱いた。

「先ほどの血液検査の結果なのですが、ここの数値が非常に低く…――。」

医者の声が遠ざかっていく、まるでつまらないテレビの番組を眺めているようだ。
どうして私なの?まだ…まだしたい事もいっぱいあるのに。
その言葉は幸か不幸か口から出ることは無かった。

「――…そういえば、苗字さんはペットか何かを飼われていますか?」
「…あ、猫を。」
「では出来る限りその猫と一緒にいるようにしてください。多少症状が軽くなる可能性があります。」

あまりにも大きすぎる衝撃の中で理解できたのは自身が空想奇病に罹っていること。空想奇病の中でも珍しい、成長が止まる代わりに寿命が延びる症状であること。
そして

いつか言葉が理解できなくなること。

「……。」

不幸中の幸いなのだろうか?命に別状は無いというのだから。
西日の差す中、家へと向かう。両親と姉上殿、境ちゃんに伝えなきゃ…姉上殿達は泣くのだろうか…。不幸中の幸いともいえるのはこの病気が感染性ではないということ。大切な家族である彼女たちにこの病気がうつることはない。それに優しいから、きっと受け入れてくれるだろう。
じゃあ、彼は?
足が止まった。
優し気な笑みを浮かべた彼の鬼はとてもモテる。当然だ。紳士的で美形な上、何だって出来るのだから。そんな彼がいつ意思疎通が不可能になるかもしれない女と付き合い続けるだろうか?

「あ」

その考えにたどり着いた途端、足が地面に縫い付けられたかのように動かなくなる。
 怖い。 捨てられるのかな。
  嫌だ。 どうして私なの。
   辛い。 置いて行かないで。
鼻の奥がツンとして、涙が零れる。言葉が出ない様に抑えた口からは嗚咽が溢れる。

「名前?」

聞こえるはずの無い声に肩が跳ねる。振り返ることも出来ずに立ちつくした。
どうして、なんで貴方がここに。

「名前…!何かあったのかい?」

慌てた様子で尋ねる災藤さん。優しい彼に私は切れ切れの謝罪の言葉しか返せない。
本当は別れましょうと言わなければならないのだろう。彼の重荷になる位なら私の思い等些末な事でしかないのだから。

「さいと、…さっ。ごめ、っ…ごめんなさっ…!」

ボロボロ零れる涙にぐしゃぐしゃの顔。涙を拭おうとした手は掴まれる。

「…落ち着いて、大丈夫。」
「っ、災藤さん。わたし、私っ…空想奇病だって、っいつか、言葉が分からなくなるって…。」
「っ!…治療法は?」
「完治はできない、でも動物と、いっしょ…っなら、少しだけマシになるかも…って…。」

臆病者め、こんな事言ってしまったら彼はきっと私に同情してしまうのに。別れようって言わなくてはいけないのに、それすら言えない私にこの優しい鬼は捕まってしまう。

「…大丈夫、私がずっとそばにいるよ。だから泣かないで。」

安心させるために私を抱きしめる鬼は、やはり想像通り優しい言葉で私を慰めようとする。私の卑怯者め。それでも口から出るのは嗚咽だけだった。

****

それからは境ちゃんと姉上殿達の協力の下、普段通りの生活をしていた。けれど医者の言う通り、病気は緩やかに進行していく。段々と私の髪や爪は伸びるのが遅くなり、遂には体の成長も止まった。災藤さんや他の人達と話していても何を言っているのか理解できなくなっていく。私は家に籠りがちになった。
獄卒さん達や家族は根気強く付き合おうとしてくれたけど、皆用事があるのだからずっと一緒にはいられない。それなのに、災藤さんは言葉通り毎日来てくれた。迷惑をかけてしまっているのは分かっているのに、それを謝りたくても伝えられないのがとても苦しい。

いっそ死んでしまった方が良いのではないか?

ぼんやりと宙を見つめて考える。姉上殿も境ちゃんも今は出掛けていない。
無言で立ち上がりキッチンへと向かう。戸棚の一つ、その後ろに掛けられている包丁へ手を伸ばした時だった。

『それだけは許さないよ。』

私のにかぶさる様に置かれた手。白い手袋に包まれたそれの持ち主なんて、私の恋人以外いる訳ない。いつも図ったかのようなタイミングで現れる彼が何を言っているのか私には分からない。それでも彼がとても怒っているのだけは理解できた。

『…っ!』

もうこれ以上、貴方の迷惑になり続けたくないんです。
お願い、許してください。

そう願っても、言葉の出し方も最早分からなくなった私には彼に伝える術がない。
彼に腕を引かれ、逃がさないとばかりに抱き寄せられた。行き場を失った手は彼に捕まえられ、そのまま彼は掌に形のきれいな唇が触れる。

『捨ててしまう命ならば、私が拾っても構わないだろう?』

辛そうに歪める彼の表情に心臓が締め付けられる。けどここまで私の独りよがりに付き合ってくれた彼が、このまま私に一生拘束されるなんてあってはならない。両手を彼の頬に添えてキスを返す。

愛しています。
だから終わらさせて。

ボロボロと涙がこぼれた。私の思いはきっと伝わらない。
それでも目の前の愛しい人に伝えたかった。

『…嗚呼、もっと早くこうするべきだったのかもしれないね。』

一瞬の瞠目のあと、ゆっくりと細められる銀青色の瞳。

「君が誰かと関わることで苦しんでしまうのなら、もう関わらなくてもいいんだよ。」

奇跡とでも言うのだろうか末期にまで陥っていた病状の中、最後の彼の言葉だけ理解できた。関わらなくてもいい、ってどういう事ですか?そう伝えようと頬に添えた手を動かした瞬間、首筋に訪れた衝撃。私の視界はブラックアウトした。

****

甘い香りと優しい声音。
何を言っているのか分からないけど、懐かしいその声に重い瞼をあげる。
ぺちゃりと鼻に濡れた感触。境ちゃんが私の鼻を舐めていた。

『境、起きたみたいよ。やめにゃさい。』

「?」

ゆっくりと体を起こして辺りを見回す。どうやら私はベッドで寝ていたらしいが、生憎
と部屋自体に見覚えは全くない。ここはどこなのだろう、また廃校の時の様に巻き込まれたのだろうか?

にゃぉん

猫の鳴き声に境ちゃんを見るが、私じゃないとでも言うかのように器用に首を振る。今一度足元の方を見渡すと、そこには愛猫がちょこんと座っていた。
姉上殿が何故ここにいる?しかして彼女がいるのなら、そう心配するような事態でもないのだろう。肩の力を抜き、境ちゃんの頭を撫でた時だった。

ガチャッ

ドアノブの軋む音と共にドアから室内に入って来たのは、災藤さんだった。

この後災藤さんに閉じ込められた事を悟るが、逃げようがないし、逃げたところで…って思って籠の鳥となる主人公ちゃん。でも本当は現状が結構嬉しい。災藤さんは毎回沢山プレゼントプレゼントしたり甘やかしてデロンデロンに依存させようとする。ええ、趣味のショッピングは彼女の為だったり…するといいなぁ。
で、肝心の災藤さん。空想奇病に主人公が罹ったと聞いた時はまだ心配>ヤンデレ
でしたが、主人公が自殺を図ったあたりで心配<<<<<ヤンデレだった。このまま一生監禁しちゃえばいいよね?でも人間だからいつか死んじゃうかもしれない。そうだ、鬼にしちゃえば大丈夫かも。猫2匹(姉上と境)は主人公嬉しそうだし、まぁいいか。でも人間を止めさせるのは本人の了承を得てからな、と釘をさす。
言葉が分からないけど一生懸命、災藤さんに愛してると伝えようと頑張る主人公をみて災藤さんが「結婚しよ」とか思ったり、一方何も知らない獄卒達が大騒ぎしたりする話

誰か続き書いてくれません?

問題の判断結果は『名前は成長が止まり寿命が延びる奇病です。初期症状はめまい。最終的には言葉が理解できなくなります。動物と共に過ごせば、少しはマシになるかもしれません。』でした。(空想っぽく奇病ったー様より)

2016/07/03 02:29