フリオニール×コスモス
秩序の聖域は広く訓練するにはもってこいだ。
少し離れたところでティーダがフェイントの練習、その向こうではスコールが魔法と剣の連携を試みている。
それぞれ好き勝手にやってても有り余る空間、その真ん中にコスモスが座っている。
いいところを見せたがっている仲間達を珍しくにこにこ眺めている。
リーダーはいつもより輝いてる、これ見よがしに。
よし俺も、と斧を放り投げて、踏ん張った爪先が見事につんのめり、こてん、柔らかい音をたてて薄い水を張った地面に落っこちた。
空気が凍りついて視線が集中。
ハッとして王座を見やればきょとんとした表情があった。
初めて、見る。
その幼さに心臓が固まって跳びはね、口から飛び出したのは言うまでもない。
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