セシル×エクスデス

「もしも僕があなたなら無力な自身を恨んだでしょう。逃げることが出来ず呪いばかりを受ける我が身を仕方ないのだと甘んじて受け入れたでしょう。自分自身を破滅に陥れ、世界と向き合おうとしなかったでしょう。仮定、仮定、仮定の御伽噺…寝物語に聞きますか?あなたの望む世界が訪れたときにあなたが少しでも寂しくないように。なあエクスデス、無なんてものはあなたに願われた時点で有になってしまったんだよ。世界なんて受け入れなければ、あなたはあなたのままでいられたでしょう…どうです?これがあなたの望んだ世界、あなたが失われたあなたの為の世界だ」



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テーマ「推しとの恋」
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