ユウナ×皇帝

キロキロ輝いて、輝いていて、操った馬鹿者が執心するのに納得した。
あれは前の輪廻のこと、討ったのは私自身ではなかった。
吸着する球体に貼り付けられた体は、ランダムに床から生える鋭い刺に貫かれ絶命。
口惜しいことをした。
秩序の塊のような、正しさしか宿していないような、あれをこの手を赤くして、次こそはと。
秘めた決意は実らない。
イミテーションに殺させることを余儀なくされた。
熟れた果実は腐り落ちる。

前の輪廻のこと。
瀕死の屈辱を噛み締めていた私に、ポーションを施した少女がいた。



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