カオス×オニオンナイト
2012/09/17 16:49



泣かないでなんて負けるななんて、傷つき過ぎたこの神様に言うのは酷過ぎるだろう。
オニオンは涙の代わりに炎を零すカオスに、厳しい目を向けた。
敵として呼ばれ、敵として相対する。
そうして出来ることなどただ一つだ。
この幼い体に満ちた大きな覚悟を示すこと。

「僕は、僕を信じる!」

構えて、見据える。
大いなるこの希望を、可能性を、持ってして、彼の悲しみを受け止める。
他に出来ることなど、一つもない。



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