ガーランド×ライトニング
2012/09/16 22:53


じゃらり。
うねる鎖の音に続いて、襲いかかる攻撃。
斬ると言うよりは叩き潰すようなそれは、一瞬前までライトニングが立っていた床を割り潰し、砕けた欠片を跳ね上げた。

「闘争は終わらぬ、どれだけ足掻こうと」

重厚な兜から響くくぐもった声は変わらない一定の温度。
がしゃりと割れた刃がライトニング目掛けて唸りを上げる。
高く上がる金属音。
受け止めた衝撃に指先が悲鳴を上げるが、叱咤してライトニングは刃を弾き返す。

「抗ってやるさ、最後までな!」
「愚か者め!」

叩き付けられた刃が、地面から濁流を吹き上げる。
濁流ごと切り裂くように、ライトニングはブレイズエッジを振るった。




prev | next


「#寸止め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -