サフィ→ティナ


ティナ!?
あなた
こんなところでどうしたの!!


あっ、サフィおねえちゃん!!
あ〜ん…


泣いていてはわからないわ!
いったい、何があったの?
どうしてターラから出てきたの?


おねえちゃんのお手伝いをしたくて
それで街へ出たの…

そしたらパーンとかいう盗賊に捕まって
ど、奴隷に…


奴隷ですって!
まさか!?
いったい何をされたというの?


盗賊の手伝いをしろって…
ほら、あたしね
シーフやアンロックの杖が使えるでしょ


どうして断らなかったの?


あたし、イヤだって言ったのよ
そしたらね、ひどいことをするの


ひどいこと!?


うん…


ティナ!はっきりと言いなさい
それによっては
私にも覚悟があります!


アイツ…あたしの大きらいな毛虫をね
顔の前にチラつかせたり
アタマの上に乗せたりするの

もう恐くて恐くて
ホントに死ぬかと思ったわ


…それだけなの?


うん…
でもホントに恐かったんだよ
今でも思い出すだけでさむけがしちゃう


ティナ…


はい?


私が戻るまではターラで
待っていなさいといったでしょ

私の言うことを守らないから
こんなことになるのよ
はんせいしなさい


うん、ごめんなさい…
でもさぁ、おねえちゃん
リーフ様って、かっこいいよね!

あたし
王子様のような人が理想なの
ねぇねぇ、おねえちゃんはどう思う?


ティナ…私…
なんだか少しつかれたみたい
話はまたあとにしましょうね


は〜い
サフィおねえちゃん!



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