善悪ボツ話
 ああ、それにしても――。


「お風呂、入りたい……」


 わたしは机に突っ伏して、ため息をついた。
 ヴリトラモンがギガスモンを倒したときは、わたしたちは土だらけになっていた。あの時の泥の不快感が、まだからだに残ってるような気がする――。それ以外にも、色々服を洗濯したいとか、思うけども。


「何言ってんだよ想。森のターミナルもうすぐだぜ?」
「そーだぜ、もうちょっとだから頑張れ!」


 う……拓也君純平さん正論です。何も言い返せない!
 見たら輝二さんも友樹君も心なしか呆れ顔――い、言わなきゃよかったー!!


「想、それ言えてる。あたしも入りたい!」
「あ、だ、だよね、勿論だよね! 泉ちゃん!」


 ……わたしに救いの手をのべたのは泉ちゃんでした。
 で、今反対意見出したばっかりの純平さんは泉ちゃんに賛同する。変わり身早過ぎる!!


「ふん、温泉なら森のターミナルの手前の道にあるわ」


 するとデラモンさんがしかめっ面をしながら言った。な、なんだってー。すごいご都合主義だ!
 ボコモンとかネーモンとかもそういえばあったのうとかノンキに会話してるけどさあ。あ、今ご都合主義展開だけど、この先に行った温泉で敵とかが出てくる展開でも困るよ!

「お風呂とか、でもわたしが勝手に思っただけだから! ごめん! 先行こうか」
「俺は構わんが」


 ここここーじさん!
 でも心のなかで(こいつKYだよマジないわ)とか思ってたりするかなやだな。


「輝二!」
「この間から思ってたけど、さあ。お前想には優しいよな」





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森のターミナルの回で入れようとしてやめた展開のデータが出てきたよー
風呂ンティアだよ!とか思って書いてた。。
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