伊織
伊織が「誠実」だなんて、絶対嘘だ。いつでもそんな余裕あるような顔しちゃって、私の心を伊織で満たしていく。今だって、伊織の息が触れるほどに、近い。
――私、今頃顔真っ赤だろうな。恥ずかしすぎて顔を直視することができない、逃げ出したい。だけど、壁に押し付けられている以上、伊織から逃れることができない。
「……伊織のばか。伊織なんて全然『誠実』じゃないもん。丈先輩見習えっ」
「あー、はいはい。もう好き勝手言ってて下さい」
軽くあしらわれる。
「僕だって好きな子には分かりやすい行動に出ますよ」
「ば、ばか……」
結局、それしか言うことができない私は、伊織に振り回されている。――とか言ったら、きっと伊織は「振り回されているのは僕の方です」とか言い出すに決まっているけれど。
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ここまで書いたけど知人に見られて続き書く気が失せた話(ひどい
いつかちゃんと書き上げるかもしれない\(^o^)/