(フランシスさんは、確か彼女いましたよね)
(んーどの子のことかわからないけど、沢山いるよ?)
(あの、自分が国だって話したことは…?)
(…辛いってわかっているから、もうそんなことはしないよ。)
(っ…そう、ですか…)
(あ、でも名前ちゃんが生まれるずっと昔に一人だけ)
(話したんですか?)
(…うん。彼女は若くして死んでしまったけど、俺にとっては永遠に特別な存在さ)
(永遠に…)
(あのね、名前ちゃん)
(…はい)
(物凄く辛いかもしれないけど、確かに君はアーサーの特別なんだよ)
(…フランシス、さん)
(…なんだい、名前ちゃん)
(一つだけ、聞いても良いですか)






答えなんて誰も知らない。


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