07
「何笑ってんのよぉ」
「いや?別にー?」
「黒羽君大嫌い!!」
「はいはい。」
バーロー、しっぽでわかるっつーの。
大きくゆっくり振ってる時は、機嫌のいい時なんだぜ?
まぁ、名前はしっぽの動きの意味わかってねーらしーから言わねーけど。
「黒羽君……じゃなくて、快斗って呼ぶね……?」
「〜〜っ!!可愛い過ぎかよ!」
「ぎゃっ!!いきなり抱きつかないでよ!!」
にしてもやばかったな〜
組み敷いた時のウルウルの目で顔真っ赤にしてしっぽパタパタさせてる時の名前。
あー。俺幸せ。
ーENDー
「おはよー!快斗、名前!」
「おはよー青子!」
「はよ、青子。あっ!なぁ紅子ー!」
「あら。快斗が紅子ちゃんの所に行くなんて珍しい。それより夏休み終わっちゃったねー」
「ねー。大変だったよ」
「あー、付き合ったもんね!」
「それは別に大変じゃなかったけどさ…」
「なにかしら?黒羽快斗。私を屋上に呼ぶなんて」
「あん時は紅子のおかげで付き合える様になったけどよ……もう2度と、名前に手出すな」
「ふふ。それはどうかしら?次は人魚姫にでも変えてみる?」
「……み、見てぇ……けどだめだ!」
「じゃあ、可愛い犬?」
「見てぇ!!……だぁーっ!!!」
「おっほっほっほ!」
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