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互いに簡単な自己紹介をして、一緒に帰る事になった。
さぁこれから蘭ちゃんの家に乗り込まなければ。


「ねー、蘭ちゃんって料理得意?」

「得意っていうほどでもないけど、簡単なのだったら作れるよ!」

「いいなー。私料理下手でさ。因みに今日の晩御飯は?」

「肉じゃがを作ろうかなって思ってる」

「蘭ちゃんが作るの?!凄い!教えて欲しいー!!」

「これから帰って作らなきゃいけないし、よかったら家にくる?」

「いきたーい!」

「帰りに買い物してからでもいーい?」

「いいよー!」



よし、成功。

リュックに入れていたパーカーをはおり、バーボンにメールで連絡。
返事には、“準備完了”の文字

これで準備は整った

待っててね、シェリー。

ーーーー

「ただいまー!」

「お邪魔しまーす」

「おかえり蘭姉ちゃ……っ!!!」


やっぱり。
私は黒の組織だということを知ってるもんね。コナン君?

目をまんまるくして驚くコナン君、基、新一君に微笑みかけた。


「初めまして♪コナン君」

「……っ…」


キッと私を睨みつけるコナン君。
とりあえず今は私服だから、完全装備ではない。
見たところ蝶ネクタイもつけていないし、もちろんあの靴も履いていない。


こんな状況を知るはずもなく、さっそくキッチンに立ち、準備をする蘭ちゃん。


「あ!ごめん蘭ちゃん!ジャガイモ忘れたかも!!」

「あ、ほんとだー!私今買いに行ってくるね!」

「ごめんねー……」

「いいのいいの!コナン君、お留守番しててね」

「う、うん……」


僕も行く!と言ったところで私が行かせないのをわかっているのだろう。
大人しく苦笑いをした。

がちゃん、とドアが閉まった音と共に、万が一に備えパーカーのポケットに拳銃を入れ、ポケットごとコナン君の背中に銃を突きつけた。


「……なんのつもりだ……」

「万が一誰かに拳銃を向けてるのを見られたら困るでしょ?あぁ。それとも、なんでここにいるか。って事?工藤新一君」

「……っ」


またもやキッと私を睨みつける。
怖いなぁコナン君。


「ふふ。抵抗しなければ撃たないからそんな怖い顔しないでよ。じゃ、腕時計と携帯を私によこして。」


多少しぶりながらも、素直に腕時計と携帯をよこした。


「今から博士の元へ一緒に来てもらうから。靴は普通の靴を履いてね」

「行って何する」

「それは行ってからのお楽しみ」

「……ちっ……」

「可愛くないなぁ。まぁ、本当は子供じゃないもんね、新一君」

「………」

「沈黙は肯定と捉えちゃうよ。ふふ」


その後コナン君に蘭ちゃんへ電話をかけてもらい、2人で博士の元へ向かった。

勿論、後ろから銃を突きつけたまま




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