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「はい、コーヒー」

「ありがとう!」

「で、今日はどうしたの?」

「昨日の2人の様子聞きたくて!でも連絡しても返事ないから…昼になって心配になってきちゃって家まで来ちゃった!」

「そっか!ごめんねー?」


心の奥で青子に申し訳ないとずっと思っていたので、正直来てくれて嬉しかった。


「嬉しい♪来てくれて!」

「え、ほんと?なんかお邪魔だったかなあって思ってたんだけど…」

「全然!」

「はよ〜…」

「お、バ快斗起きてきた。おはよー!」

「あ、おはよ!」

「名前ー、また風呂借りていいか?」

「あ、いいよいいよ!タオルそこにあるから、持ってってー!」

「ういー…」


そう言ってだるそうにシャワールームへ向かった。



「……またって?!」

「あ、だいぶ前も同じ状況になって…その時もシャワー浴びてから帰ったのさ…っ」

「ええっ!知らなかった!もう同棲じゃん!」

「ちっ違う違う…!今までで2回だけだよ…っ!」

「…快斗、名前と一緒にいたいんじゃないのー?」

「違うよ〜…」

「…いいの?快斗、他の人に取られちゃうよ…?」

「…えっ!?なっ何が…?」

「快斗のこと、好きなんでしょ?」

「……」


もうバレてるのはわかってたけど、いざ直接聞かれると恥ずかしくて答えにくい。


「もー態度見てればわかるよ〜…二人ともなんでくっつかないのか不思議だもん…」

「うーん…快斗はどうかわかんないし…」

「ええっ!快斗の態度見てればわかるじゃん!!100人中99人がわかるよ!!」

「残りの1人わかんなかったんだ!あはは」

「それ名前だよ…」

「え」


馬鹿にしたら私だったっていうね。
何この悲しい展開。


「こっちからしたらもどかしいけど…快斗が何か理由がありそう。」

「えっ…何かって?」

「わからないけど、名前に……なんでもない♪」

「ええっ!気になる!!」

「言わなーい!私、応援するからね!!」

「…ありがとう…っ」

「ガツガツ行かなきゃだめよ!!」

「うん…!当たってくじけろだね!」

「…くだけろだよー…」


そうだっけ?と苦笑いすると、呆れ顔をされた。頭悪いなー、私……



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