04-7







少し離れたショッピングモールで、快斗が好きなお肉を一緒に買って、店を出た。


「もう暗いねー…早かったなあ。1日ー」

「なあ、あの公園に、もう一回夜景見に行かねえ?」



えっ…!
昨日見た夢と一緒だ…

なんか怖いけど…
断れない…


「あ…うん。行こうか…っ」


再び、前に夜景を見に行った公園に行くことになった。
怖いなぁ。



ーーーー


「よし、あともう少しで頂上だ!」

「ここ…何回登っても疲れる…2回目だけど」


息を切らしながらやっと頂上へつくと、2人で地面に座り一息ついた。


「やっぱり夜景はきれいだね…!」

「な…」


…え。なんかしんみりしてる…

正夢…?

やだ怖い…
振られたらどうしよう


「なあ…」

「…えっ…?何…?」


怖い。
その怖さが、違った意味で心臓の動きを早くする。




「こないだ…こないだの洞窟の…心臓マッサージのあとのあれ…ボウズから聞いたんだろ…?」

「……へっ?」


拍子抜けした。

ここで?!まさかの?!



「だーかーらー!っ…ごめん…」

「えっ?あ、あれ…?いや、全然!?大丈夫だよ!!私を助けようとして、してくれた事だし…っ!」


顔を真っ赤にして謝ってくる快斗に、なぜか罪悪感を感じてしまった。


「俺、すげー焦ってて…!息吹き返したけど、違ったらどうしようっていうか…っ」

「だっ、大丈夫っ!!嫌じゃないよ別に!あっ…嫌じゃないってゆーか!!あの、忘れるから!!」

「そっか…でもさ…」

「ん?」


勢い良く立ち上がり、ズボンに着いた土を払いだした。
どうしたんだろう。


「忘れはしないで欲しい…」

「…えっ…?」

「ほら、もう行くぞ!腹減った〜っ」



嘘っ…今なんて…?

もう一回、聞かせて。







「ちょっと待ってよ〜っ!」

ーーーー


「帰ったぞ〜」

「あ、おかえりー!」

「おっそーい!何してたのよーっ!!」

「…別にっ…なんもねえよ…」

「なんでもないよー?」

「えっ?!なになにこの感じ!!付き合った感じ〜っ?!」

「ばっバーローちげえよっ…!!園子てめ〜っ…」



きっとコナン君は気づいてるだろーなー…
とチラッと見ると……


「うっ……」


やっぱり…ニヤニヤしてる…
コナン君も悪いやつだなぁ。



快斗がまたもや肉を食べ始めたと同時に、私達が何をしていたのか帰るまで質問攻めにあったことは言うまでもない。




今日はいい夢見れるかな…♪





prev|next

[小説選択画面へ戻る]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -