04-6







次の日の朝、携帯の着信音に反応し飛び起きた。


「あれっ、また園子からだ」


デジャヴ?



「もしもし…」

「もしもし?!おっはよーん!昨日大丈夫だった?!」

「相変わらずテンション高いなぁ。大丈夫だよ、心配かけてごめんね」

「んーん!私達も、宝石も大丈夫だったし、次郎吉おじ様はよく守ったって褒めてたから大丈夫よ〜っ!」

「ならよかった…」

「それでね、今日次郎吉おじ様の別荘を借りてBBQやる事になったのよー!名前もおいでよー!青子もくるわよんっ!」

「えっ!行きたい!誰々いるの?」

「みんなー!」


園子が言うみんなは、蘭、園子、コナン君、私、快斗、青子だとすぐにわかった。
いつものメンバーだもんね!


「何時頃行けばいいー?」

「15時頃かなあー!」

「わかった!快斗と青子にも言っておくね!」

「青子には連絡したから大丈夫ー!快斗にも青子から伝える様に言っておいたから♪」

「まあ早いこと…。わかった!じゃあ、15時ね!」

「私の家集合ねー!じゃ、またあとでねん♪」

「おっけー!じゃあね!」



またあのメンバーでBBQだ!
楽しみーっ!



るんるん気分で準備を始め、14時半頃、快斗と青子が迎えに来てくれた。


そのままみんなで園子の家へ向かい、メンバー6人で買い物をしてから次郎吉おじ様の別荘についた。



「わあー広い!!」

「名前は初めてだもんねー!こんなもんよっ!」

「いーなぁ」



と言ってる後ろでまたもや快斗とコナンがごにょごにょ喋っているのが聞こえた。


「おめー昨日宝石盗みに来て名前かっさらって行ってよくまた一緒にノコノコ来れんな」

「るっせー、ボウズ」


いつものやりとりですね。
でもほんとそうだよ!

人工呼吸の時はあんなに恥ずかしがってたくせに…

よくキッドの時はあんな大胆にできるな…。
違いすぎる!!!

ってまぁ、私もノコノコ一緒に来たんですが。


「みんなー!焼くよー!」


蘭が声をかけると、みんないっせいに網の周りを囲み、焼き始めた。
焼肉焼肉ー♪


「んーっ!これ美味しいーっ!」

「園子ーっ!それ私にもとってー!」

「蘭のそれ何ー?」

「焼き鳥だよー♪」

「青子も食べる!」

「快斗、焼いてばっかじゃ食べれないよ?」

「食ってるぜーちゃんと!ボウズはチビだから、栄養つけるためにちゃんと食えー。おっきくならねえぞー?」


イヤミったらしく言われたコナン君はじとりと快斗を見つめていた。

ほんとにこの2人は仲がいいのか悪いのか…。


みんなで盛り上がり、快斗はお得意のマジックを披露していた。


夕方17時頃になってくると、空はもう薄暗くなってきた。

楽しい事は、時間が過ぎるのが早く感じる。


「俺あんま食ってねぇから腹減ったー。肉あまってねーのー?」

「えー?さっきちゃんと食べてるって言ってたじゃーん!余ってないよー…?」

「言ったけどよー」


とお腹を抑え肩を落とす快斗。

しゃあない、買って来てやるか。


「私買ってくるよー?」

「えっ!でもこっからだと少し遠いよー?あ、快斗がお腹空いたって言ってんだから、ちゃんと着いて行ってあげなよー!」


青子が言うと、危なっかしいやつは1人にしておけねーからな!と笑われ、2人で行くことになった。


「じゃ、行ってくるねー!」

「は〜い!」




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