04-2
ついにやってきた。
目の前には大きなお城みたいな建物。
まじまじと見ていると、奥から次郎吉おじ様がやってきた。
「次郎吉おじ様、みんな連れて来たわよ」
「おお!よくきたな。キッドキラー、今日も頼むぞ!」
ガハハと笑ってコナン君の頭をぐりぐりした。
一方コナン君は、キッドキラーって…と言いながら苦笑い。
大変だね、コナン君も。
「そういえば、さっそくキッドから予告状が届いておった。」
「ええっ?!キッド様から…?!キッド様が来てくれるのねっ!!」
園子…目がキラキラしてる…
コナン君は別の意味で目の色が変わった。
見せて!と言ってみんなで予告状を見ると
「今日の18時、宝石を頂きに参ります。怪盗キッド」
と書いてあった。
快斗、いったいどっからこーゆー情報を得ているんだろう。
改めてすごいなあと関心してしまった。
「まあ、こっちにはキッドキラーがおる。盗めるものなら盗んでみい!!」
とまた大声で笑う次郎吉おじ様
キッドは盗んじゃうんですよねー…。
とりあえず、苦笑い。
その後準備が着々と進み、セキュリティが古い方の倉庫へ案内してもらった。
ーーーー
「うわぁ……!!」
みんなでその倉庫を見上げる
倉庫というより、ビルみたいだ
これのどこが古くて、どこが倉庫なんだろう…金持ちは違うなぁとか思う貧乏くさい私。
その倉庫の中へ入り、宝石のある階までみんなでエレベーターに乗った。
「ついたぞ」
シンプルな部屋で、何重にもなっている警備が解除され、宝石を目にする私達。
「これが宝石だ」
「わあっ…!」
目の前には大きくてキラキラとしている宝石。
ほんとに綺麗……。
園子と蘭と、すごいね!!なんてみんなで騒いでいた。
そしてしばらく宝石を見ていたあと、最上階に会議室みたいな所があるらしく、みんなでそこで食事をする事になった。
「すごいですね!倉庫に会議室って…しかも食事までできるなんて!」
「極秘会議室をよくここで行っていたからのぉ」
「そうなんですかぁ」
みんなで食事をしながら話し合いを進めて行き、時刻は17時30分。
「そろそろうつす準備を始める」
「あら、もうこんな時間なのね!私達も宝石の元へ向かいましょう!」
「そうだね!」
園子の一言でみんな出る準備を始め、次郎吉おじ様は警備を増やす様に電話をしていた。
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