02-6
「うわぁ…きれい…」
山から見る空はとても綺麗で、何もかもを吸い込みそうな夜空だった。
「だろ…?俺のみぞ知る場所だ!!」
「青子とかは、一緒に来なかったの?」
「来てないよ。名前とだけだ」
えっ…
私だけ…?
「そ、そうなんだ…嬉しい…っ」
ゆるやかな風は汗を冷やしてくれる。
でも、心の熱さは増して行く一方
この人は、どこまで私にドキドキさせる気なんだ…
「俺と名前の秘密のスポットな!」
「えっ…うん、わかった…っ」
2人で照れて
笑って
また夜空を見て。
最高の1日だった。
また、快斗と来たいな。
prev|next