02-3







そ、そんな悲しげに言われると……





「明日……着る服探したいから……」


小さい声で言うと、快斗はへらへらと笑った


「なんだ!そーいうことかっ!じゃあ、俺の好みにしちゃおっかな、名前の服っ!」


笑いながらも照れてるようで
キッドの面影はどこへやら…


「うん…ありがと…っ」


ていう訳で、2人で服を選びに行く事になった


















「んー、俺はこーゆーの似合うと思うぜ?名前に」


快斗が持ってきたのは白のワンピース

案外清楚系がお好きな様で


「白い服が好きなの?」

「っえっ?!なんで?!」

「いや、いつも白のタキシー……」



あ。しまった。私が快斗はキッドだって知ってることを、快斗は知らないんだから


禁句だった……


「いや、いつも白のタクシーで帰ってなかったっけ??って!」



我ながら笑える言い直しだ。


「…はあ?タクシーなんてほとんど白しかねえし、そもそも帰りはお前らと帰ってんだろー?バーロー」


突っ込まれた…
ですよねー。
使ってないもんね、タクシーなんて。



「あれ、そうだっけー?でもいいね!その白いワンピース!かわいい!」


見事にかわした。


でもほんとにかわいい
夏だし、こーゆうのもいいね


「だっろー?さすが俺だな!俺のマジックで鳩にしてやるよ!おもしろくねー?」

「っちょ…!私その下下着なんですけど!!」

「あっ…わ、わりぃっ!!そーいうつもりじゃ…!!」



快斗君顔が真っ赤ですね

そんなかわいいところもあるんですね


「快斗ばかだっ」


2人で笑っていいムード

楽しいなあ!



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