DIOと承太郎のほのぼのSSの小説
*DIO様生きてる設定。 *承太郎とフツーに仲良し …なので注意を!
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「今日は寒いWRY」
「知らん」
何故か我が家の炬燵でくつろいでいるのは かつて死闘をし、勝利したライバル、DIOだ。 寒いとか理由で俺の家に来たらしい。意味が分からん。別の家に行けば良いものを……
今日は大雪が降り、とても寒くて外には出られない。挙げ句の果てに母ホリィは、 おじいちゃ……じじいと 旅行に行くとか置き手紙を残して 三泊二日の北海道旅行に行って居ねえ。
こんなに広い家に、取り残された気分だぜ。
そこにDIOが居たんじゃあ落ち着かない。
「この、コタツとか言う暖房器具は暖かいな。このDIOの館にも欲しいものだ。なあ?承太郎」
「……」
俺に振るな。 テメーとは口を聞きたくねぇし顔も見たく無ぇ… あのエジプトでの闘いはもう、懲り懲りなんだからな。 しかもなんで俺と対面するように座りやがる。
「無視か。承太郎らしい」
「……うるせぇ…」
「ところで承太郎、このオレンジ色の球体は何?」
「……蜜柑」
「ミカン?このDIOの生まれた時代には無かったぞ?どれ……っ酸っぱwry!!!!?……いや、甘い!?」
「この酸味のあとに来る甘みが分かんねぇのか…」
「フン…面白い果実だ。気に入ったぞ。やはり日本は素晴らしい国だ。支配してやろう」
蜜柑一つでか? 単純な奴だな。こんなに単純でストレートな奴だったか?
…しかし炬燵のせいか…?眠ぃ……… あまりDIOと話さない(話したくない)からか 時計の「カチコチカチ」と規則よく針が動く音が睡眠に誘う。
「DIO、しりとりだ。」
「しりとり?知らんぞ、どうやるのだ」 「語尾を繋げりゃいい」 そうだ、しりとりだ。 しりとりをすれば幾らか眠くならない筈だ。
「いくぜ。リンゴ」
「そうだな…五輪」
「…………」
即終了。 コイツ……なめてんのか。 なんで蜜柑を知らないで五輪を知ってる? オリンピックだけは分かるのか。
「承太郎…眠い…」
「オイ……もういい寝てろ」
「ぐー…」
言ったそばからから大の字で寝てやがる。 まあ、もういい。俺もつられたのか、また眠気が襲う。
確か毛布があったな、と俺は立ち上がり、押し入れから毛布を取り出してDIOの腹に掛けてやった。
そして自分も炬燵の台に突っ伏せ、眠りに落ちた。
…目を覚ますとDIOが目の前で鼻水垂らしながらニヤけていた。
* こんな雪の日には (炬燵に蜜柑が一番だ。)
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お待たせしてごめんなさい!
承太郎とDIOがほのぼのして いる雰囲気が出せていたら幸いです!
この度はリクエストありがとうございました!
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