空想世界/ジョナサン&DIOが幽霊化/依存/病み

わたしは今、幸せ。
なんでだか分かる?
分からないなら教えてあげる。

ふふ…っ…そう…
わたしの憧れで大好きな
あの二人に会えているから。


「やあジョルジオ」
「ジョルジオ!」


「ジョナサンン!DIO〜〜!」

そう。
二人って言うのは、私の祖父(?)にあたる、
ジョナサン・ジョースターと
ディオ・ブランドー、ことDIO。
ひょんなことから二人は幽霊になって私の前に現れてくれた。

ああ、二人とも今日も素敵だ。
私のだぁいすきな二人。きっと私のことを
守ってくれるために現れたんだろう。嬉しい。今すぐ私のものにしたい。だけど、幽霊はどうやって手にいれればいいのかな…?まあ、いいか……いつでも側にいてくれるのだったらそれで構わない。ふふふ…


「ジョルジオ、なんだか顔色が悪いけど大丈夫かい?」

「ジョナサン…わたしのこと心配してくれるの?嬉しい…」

ジョナサンがわたしを心配してくれた。
ああ、その立派な腕に飛び込んで
抱き締めたい。
離さないように私の手と手枷をして…
お揃いにして…
どうしよう。ゾクゾクする…

「ジョ↑ジョ↓ジョルジオは私の孫だ。そう言ってジョースター家の者にされては困るな」

「DIOも私のこと、心配してくれるの?…ああ、幸せ」

DIOは私と同じ金髪だから…
髪の毛でも私と繋いで、側に置いて毎日愛でようかな…
でも、幽霊だから無理…?ううん…きっと大丈夫。
ひゃあ…駄目…おかしくなりそう。

私の思考はだんだんとおかしくなり、
二人ともを私のものにしたくなってしまった。

ジョースターだろうが、吸血鬼だろうが関係ない。胃が痛いのが嘘みたいに消えた。寧ろ気分がいい。
わたしのことを心配してくれる二人が、愛しくて…愛らしくて…ますます私はおかしくなる。


「ああ、おかしくなりそう…」

幽霊でもいい。
私のことを愛してくれる存在…それだけでも幸せ。
あなたたちに依存しても、良いですか?

いつもは不安ばかりの1日だというのに…
鳥の鳴く声も嫌だったのに…ママの作る料理も完食して…父親の話を聞くのも辛かったのに…
二人が居るだけで…側にいてくれるだけで、暖かくて、優しい気持ちになれる。一日が早い。長くて退屈だった午後も、二人が居てくれるだけで嘘みたいに嬉しくなれる。私は二人に少し問い掛けてみた。

「ジョナサン、DIO…私を一人にしないで…いっしょに居てくれるよね?」

「もちろんさ!ジョルジオを一人になんてしないさ」

「このDIOの愛しい孫を一人にするわけがないだろう?」

ああ、やっぱり二人は私の救世主…
大好き。ずぅっと一緒にいる。
離さないから……………


私を一人にしないで。


涙を流す私を、ジョナサンとDIO は、透けてしまうけれど、大きな手で、腕で、私を抱きしめてくれた。

これからも私は、きっとジョナサンとDIO に依存して生きていくかもしれない。だけど暖かく見守ってくれる二人は幽霊だけど、わたしに生きる希望をくれた。
これからもよろしくね、おじいちゃん…

そう小さく、聞こえないくらいの声で囁いて私は眠りについた。




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お待たせしてごめんなさい!
ジョルジオのイメージがまた変わった感じに
なって書いていてとても楽しかったです!

この度はリクエストありがとうございました!



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