50000打企画 | ナノ


▼ 日曜日は市場に出かけ

「ミスタ、ハグしていい?」

「は?ここで!?」

「良いじゃん〜今しか出来ないんだから!」

「…仕方ねぇなあ…少しだけだぜ?」


私とミスタは久しぶりの休暇をとった。
本当に久しぶりの休暇。
ここ最近は暗殺チームからトリッシュを守る任務に終われて休みが無かったから。
それにトリッシュのメンタルケアとして、女である私がトリッシュの代わりに買い物をしてきたり、トリッシュの話し相手になったり
皆の料理を作ったりで大変だった。

だからこうしてミスタと居られる時間は唯一の癒し。よし、今日はこの日を大切にしよう。


「ね、このままが良いな…」

「何で?」

「だってさ…このままこの日を大切にしないと、みんなと…ミスタとさ、一緒に居られなくなっちゃうかもしれないじゃん……任務とか……むぐっ!なにふるの!」

「…何にも言うなって。今はよォ、この時間を大切にしようぜ。ホラよ、ドーナツ食って、しんみりすんなって!」

「ッ…あはは!そーだよね!ミスタ、良いこと言うじゃん!」

ミスタには本当に感謝してる。
いつも励ましてくれるし、何よりも私を拾ってくれたのはミスタなんだ。
最初は嫌な奴だと思ってた。だけど…命懸けで私を…仲間を守ってくれた。そんなミスタが私は好き。

「ナマエ、これからも俺らチームだよな?」

「当たり前じゃん!!私達の絆は暗殺チームになんて負けないんだから」

これから先何があっても私は私を変えてくれたミスタを愛していく。

「ね、またハグしていい??」

「お前本当にハグ好きだな〜」

「ミスタ、大好きだよ!」

「おまっ!恥ずかしいことサラッと言うなよっ!…まあ、俺もナマエのこと嫌いじゃねーけどよ…」

「ミスタが照れてる!」

「やめろって!マジ恥ずかしーから!」


私はミスタの照れ顔に少しニヤニヤしながら
ミスタのくれたドーナツをかじり、自分で淹れたちょっぴり苦いコーヒーを飲みながら今ここにミスタと居れる幸せを堪能した。
同じくミスタも私と目を合わせるのが照れ臭そうに水をごくごくと飲んでいた。

本当に今日は幸せな1日だ。
ああ、このままずーっとここに居たい。

私はミスタにまた強くハグをして幸せを感じた。


*********

「ねえ、幸せなのは良いけど他所でしてくれない…?」

「まあまあ、トリッシュ、ナマエとミスタは良い意味で幸せなカップルだから許してあげましょう?」

休暇と言ってもみんなの前だったのを忘れた。ゴメンね、トリッシュ…。
幸せそうな私達の周りはどうやらハートマークが飛び交っていたようでしたとさ。


(日曜日は市場へ出かけ)












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まる様、
お待たせ致しました!

ほのぼの、になっているかどうか
不安な部分多すぎて駄目駄目ですね((

こんなもので良ければ
目を通して頂ければ幸いです!


この度はリクエスト
ありがとうございました!









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