30000打 | ナノ



▽奏でて小夜曲



"素敵な女性ですね"

初めて見たのはとある喫茶店…
いつも寄る喫茶店で、いつもの席でいつもの暖かいミルクティーを注文して飲んでいると、同じくらいの年の子が話かけてきたんだ。それがジョルノだった。

「まず年を聞いても?」

「…ストレートに聞くんだ…15だよ」

最初はただのナンパかと思って軽く流してた。
イタリアはそういう人が多いって言ってたから。

まず聞いてきたのは年…
どうやら私と同い年のようで、
同じ中学校に通う同級生だったので
私は普通にタメ口で話していた。

それからなんだ。
ジョルノが毎晩のように
花束を送ってくるようになったのは…

「…ジョルノ……く、ん」

怖くなった私はジョルノを呼び捨てじゃなくて「くん」付けで呼ぶようにした。すると花束は送られて来なくなった。
私はホッと一息つけるようになり、一時は落ち着いた。

だけど

「おはようございます…名前」

「…っジョルノ、くん!?」


家を出て、さあ、学校へと足をすすめたら
なんとジョルノが目の前に来て話し掛けてくるではないか。

「どうして逃げるのです…?僕からの薔薇の花束、気に入らなかったんですか…?」

「ち…違うの!私は…!」

ジョルノはフッと不気味な笑みを浮かべて
私の髪の毛にキスをした。ぞくっとするような感覚に私は身動きができず、ただ立っているしか出来なかった。
まるで…蔦のようなもので縛られたように…


「ああ、愛していますよ名前」

また、だ…
ゾクッとした感覚に襲われて私は思わずジョルノが握ってきた手を振り払った。

「やめて…!やめてよ!」

すると今度はジョルノが私の肩をきつく握りしめ、
耳元でこう言った。

「…貴方にはやはり…僕しかいないんですね…」

私は怖くて怖く足がすくんでしまい、何
も言い返せなかった。そして何も考えず、ただひたすらに家へと逃げた。


家に帰って、布団に潜ってもジョルノの、あの顔が忘れられない。

「名前、僕だけを見て下さい…」







奏でて小夜曲(セレナーデ)

(どうにかなってしまいそう)













+++++++

葵さま、お待たせいたしました!

…あれ?これただのストーカーだよね?←
そのとおりです(

ヤンデレではなくてストーカーみたいなジョルノになってしまい申し訳ありません…!

そこは暖かい目で見守ってくだs
こんなので良ければもらってやってください



リクエストありがとうございました!





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