楽しみましょう?
「子供っていいよね」
ふいに、路地で遊んでいる子供が目に入った。
無邪気に鬼ごっこをしている子供に、私はなんだかほっと安心した。
「そうかい…?僕は苦手だな」
「なんで?」
花京院は私の質問に「苦手」と答えた。
「昔を、思い出すからね」
「昔を…ね」
私は花京院の昔を知らない。
どんな事があったのか、何をしていたのか…
だけど、理由を聞いちゃいけない気がしたんだ。だから誤魔化した。
「昔のことなんてどうでもいいけどね」
花京院が笑った。
「今は君が居るから」
「…なっ……恥ずかしいこと言わないでよ……!」
花京院は優しく私に微笑んだ。
からかわれたんだと、少し怒った。
その様子を見て、また花京院が笑った。
ああ、幸せってこれなのかな…
二人で居られるのだから。
私達は復讐を忘れて今日をゆっくりと過ごした。
今を、生きる(神様、どうか幸せを奪わないで)
………………
お待たせいたしました
花京院の過去を書こうかな、と思いましたが、長くなってしまう可能性大だったので縮小させていただきました(汗
またもや口調迷子になってしまい、誰誰感ハンパないです;
良ければもらってやって下さい。
この度はリクエスト、ありがとうございました!
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璃乃
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