気楽に行こうよ
女子会(じょしかい)
主に女性だけで飲食店などで集会を開き、女性だけで話をする宴会のこと。
「この前書きいる?名前」
「え?だって説明しておいた方が良くない?今回マライアとミドラーと私だけの女子だけだし」
「マライアの言う通りよぉ。…あっ!店員さんビールおかわりね!」
私たち三人が来たのはいつものおしゃれなお店。
そこで今巷で流行りの女子会とやらをやってます。
「しっかし久々よねー…休みとれたのさ」
「そうよ。何ヵ月ぶりかしら?」
「んー…半年ぶりくらいかな」
「あはは!名前ってば大袈裟!…でもここ最近はジョセフ達がDIO様を狙ってエジプトまで来てるから休み取れなかったわよねぇ」
ミドラーの言う通り。
つい先日、ラバーソールがジョセフ達にやられたばかりだ
ジョセフとか言う老人を筆頭にDIO様を倒そうと日本からやって来たのだ。要するに私たちの敵
「でもさぁ…ジョセフっていう男、年の割にはなかなか良いお顔をしてない?」
「え!マライアって年の人好きだったの!?」
「うっわぁ見かけによらずアンタも好き者だったんだ」
「黙りな!だいたいミドラーだって承太郎が良いだとか言ってたじゃないのさ!」
マライアはビールジョッキを片手に顔を真っ赤にしながらミドラーに反発していた。
私はビールが苦手だから烏龍茶にしたけど…お酒って怖い!未成年、お酒ダメ絶対!
「何よぉ!承太郎は…別よ!私はDIO様一筋よ!」
「はいはい…顔でバレバレだよミドラー」
私はまだ酔ってなかったけどミドラーとマライアは出来上がってました。
「「名前はどうなのよ!」」
酔っ払いのオッサンか。
絡んできたな…
「いやぁ私は…」
特に私は男性とか興味ないし、ジョセフ達を知らなかったから適当にあしらうしかなかった。
「花京…院だっけ?」
「「花京院ン!?」」
ミドラーとマライアがハモった。
「花京院ってあの!?」
「意外ねぇ…名前」
花京院さんって人…そんなに変な人なの?
二人が声を合わせて呼ぶなんて…気になるじゃん!
私の頭の中に浮かんだのは綺麗なイケメン。
「ふぅ~ ん…」
マライアはゆっくりカキピーをつまみながら私を見た。
ミドラーは頬杖をつきながら私を見た。
「まあ…私達はDIO様の為に動いてるだけだからさ」
「そうね…」
「ええ…」
「あ、そろそろ時間…」
「いやん。もう行かなきゃ?」
ミドラーはビールジョッキを持ち上げて中身をぐいっと飲み干した。マライアは残りの料理を残さず食べ、一服していた。
「マライア、ちゃんと煙草片付けなよ」
「ふふふ…名前お母さんみたい」
「よし、行くわよ」
ミドラーの掛け声とともに
私たちはお互いに笑いあい、立ち上がり店を出た。
お会計はミドラーとマライアがしてくれた。
「また、やりましょう。女子会」
「生きていたらね」
「私たちは最強、でしょ!」
マライアの煙草の白い煙と、ミドラーの鼻歌…
そして私の笑い声が夜のエジプトを賑やかした
また、行きましょう
(今度は私の奢りで)
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お待たせ致しました
女子会、というよりは飲み会みたいな雰囲気になってしまいました…
こんなもので良ければもらってやってください。
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