ふわ、ふわり
私は変わってた。
人とは違うものが見えて
みんなからは「いかさま」「ケダモノ」「バケモノ」
何て言われた。
でもある日同じ気持ちの人が私の目の前に現れた。
空条、承太郎。
私は人目でこの人が良いって思った。
その日から承太郎は私の光なった。
「やれやれ…すっかりなつかれちまったぜ…俺は父親じゃねぇのにな」
「良いじゃない。実の娘らしいんだから可愛がってあげなよ」
私はクスクスと笑い、承太郎の帽子の角度を直した。
承太郎はそうか、と苦笑いしながら煙草をくわえた。
話題は未来からやって来た承太郎の娘らしい
空条徐倫ちゃんになった。
「名前との、娘だったら俺は喜ぶんだけどな…」
「え…!?」
「なあ、名前、俺と約束しないか?」
「何を…?」
承太郎が言ったのは冗談…だよね?
私はふと何故か涙が流れた。
どうしてこんなにも流れるのか分からない。悲しくもないし、痛くもない。だけど流れた。
「名前、どうしたの?おなかいたいの?」
柔らかい感覚、そして優しい暖かさを感じたと思い、ふと隣を見れば徐倫ちゃんが私の右手の人差し指を握っていた。
「徐倫ちゃん…何でもないよ」
「徐倫って言ったな…聞くが…俺と名前が夫婦になってたも良いか…」
「名前がわたしのママになるの!?」
「ちょっ…ちょっと承太郎…!」
徐倫ちゃんがぱあっと明るい笑顔で私に抱き着いてきた
そして一言"ママ"と大きな声で言った。
「もちろん良いよ!」
「ありがとうよ、徐倫」
「承太郎…馬鹿…こんなどこで…重要なこと…言わないでよ」
また私の目から流れたのは涙。
今度は暖かい。「うれしい」涙
承太郎に言われた大切な言葉が、頭から離れないから。
「名前、愛している」
「名前、大好き!名前がみらいのママじゃなくてもいまがしあわせだよ!」
私は大切な人を見つけた。
空条承太郎…
そして承太郎の娘、徐倫ちゃん。
ああ
今が永遠に続けばいいのに
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お待たせ致しました!
ほのぼの系が苦手なのでいい感じになったか不安ですが…良ければもらってやってください!
リクエストありがとうございました!
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