3部アニメ化記念企画 | ナノ

人生パーティー!


私のスタンドには…正直ドン引き。

『どうしたなっしー!?元気ないなっしーよ〜??』
「………」
『分かったなっしー!喉が乾いたなっしーね!はい。お水なっしー!』
「あー…ありがとう」

"明るい人が側に居てくれたらな…"
なんて考えたのが間違えだった!!!

スタンドって言葉は知っていたけど…まさかあの有名な黄色くて丸い梨の妖精でご当地キャラもどきが出てくるなんて思ってもみなかったんだから…


そしてジョースターさん達と(何も変化することなく)このスタンドと一緒にDIOの館に行くことになった。

「……貴様…ふざけているのか……」

ほらDIOがお怒りだよ。当たり前だけどさ。絶対私(とこのスタンド)の所為だよ。

『あ!名前!危ないなっしー!』

「名前…!アブねぇ!」

「……え…?きゃあああッ!!」


DIOの投げてきたナイフが私の目の前に飛んで来た。

ふなっ…じゃなかった。私のスタンドが変わりにダメージを受けてくれたから直撃はしなかったけど、手前に居た承太郎の肩にナイフが刺さってしまった。

「承太郎……ッ!!」

「…ケガは、ねぇか?」

「私はいいの……ッ承太郎が…」

「平気だ」

『大変だなっしー!!回復してあげないと危ないなっしー!』


私のスタンドが承太郎に触れた瞬間、承太郎の肩のキズが治った。

え?私のスタンドって回復能力持っていたの!?初めて知りました。アンタ凄いのね。

「……名前、お前…」

「承太郎の為だもん」


『あの〜いいムードなのはいいんだけどなし、DIOがお怒りなっしーよ?』

ああん!もう何でいい雰囲気の時に邪魔するのよっ!もう!

「……ずいぶんと…いい雰囲気になっているではないか」

ああ、そうだ。
今はDIOを倒さなきゃいけないんだ!

「DIO…!貴方を倒して世界を平和にする!……ってきゃああああ!ナイフ投げないでっ!」

私のスタンドの特殊能力?の俊足でDIOの攻撃をかわせたけど、危ないッて!
やっぱり絶対怒っているって!

「ごめんなさいっ!もうふざけませんからッ!」

「………逃げ回る子羊を見るのは実に愉快だな」

ほらっ!やっぱり怒っている!

「スター・プラチナ!」


あ!良かったッ!
ようやく承太郎がDIOを倒しに行ってくれる!

私はスタンド能力の俊足のおかげ?で無傷。

あれ……
でも待って…このままだと皆傷付いてしまうんではないの…?

「グッ……!」

「承太郎とDIOが傷付いてしまう…!」


私は争いとか戦いとか大嫌いなんだ。
そして誰かが死ぬのが嫌。

「私がみんなを救わなきゃッ!」

私は争いの中、二人の元へ駆け出した。
いくら私の横で爆発が起きようとも、二人を…みんなを救済をしに向かった。

「……む?傷が治って…いる……?」

「名前のスタンドか…?」

『名前ちゃん!その気持ち大切なっしー!みんな治しちゃうなっしー!』


私は二人の傷と、周りで傷付いた人達のキズを回復した。

「……貴様……」

「私、誰かが死ぬとか、殺されるとか大嫌いなの!だから承太郎も救ってDIOも救う!」


「馬鹿なことを言うなッ!このDIOはお前らの敵なのだぞ…!?」

「それはそれ。これはこれってやつで」


「……貴様ッ……気に入ったぞ…」
「…は?」

「……やれやれだぜ…名前…お前はとんだトラブルメーカーだな」

「私が…?」

「貴様、このDIOの純粋な部下にならないか」

『それはお断りなっしー!梨汁プシャー!』

「ぎゃああああッ!」


あんた…そこで出てくるか?フツー…
というか…梨汁ってDIOに効くんだ。



…ま、まあ、
とにかく私の嫌いな人が死ぬ、とか殺されるとかが無くなったから良しとしよう!

私のおかげ?でみんな救われたし!





人生パーティー!

(平和が一番だよね!)












――――――――――
匿名様、
お待たせいたしました。

梨の妖精さんの口調が怪しいのと違和感が残る作品になってしまいました……。

ギャグ甘風味で書いたのですが、甘さがどこかへとんで行ってしまいました…(土下座

こんなので良ければどうぞもらってやって下さい。


リクエストありがとうございました。

>
璃乃

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