我が手のままに
ぼくの名は名前!
DIOの弟さ。
DIOは引きこもりがちであんまり外に出ないからぼくが変わりにジョースターのやつらをボッコボッコにしてやるんだ!
「可愛い可愛い弟よ…今日はついにジョースター共がこの館に来る…気をつけるんだぞ?私がついて行くか?」
「名前様のお体に傷を付けるような事がありましたらこのテレンスめがジョースター一行をメッタメッタにやっつけて差し上げますので私をお呼びください」
「ぼっちゃまに……危害を加えるような奴は…ヴァニラ・アイスが…」
「あ〜っ!も〜!うるさいなぁッ!僕ひとりで大丈夫だからついて来ないでよッ!」
嫌なくらいぼくを馬鹿可愛がりするDIO…それに執事のテレンス、世話役のヴァニラの三人を軽々と通り抜けて階段を降り、ぼくはジョースター一行の元に向かった。
はん!良く見たらジョースターのやつら、みんなボロボロじゃん!アブドゥルとかいう奴とふてぶてしい犬は居ないし。これなら楽勝楽勝!(DIOの刺客のお陰だけどさ)
「ム!誰か階段のところに居るぞ…!気を付けろよ!みんな」
「……DIOにしては小せぇぜ?」
「承太郎の言う通りだ…なんだか子供みたいですよ」
「良く見たらガキじゃねぇか!」
ザッ…
黒く光る新品の革靴を鳴らし、 自慢の半ズボンをぐいっと腰まで上げて、腰に手を当てて、ジョースター達を指差して自慢気にこう言ってやった。
「ジョースター一行!君らはこのぼくが倒して上げるよ!上にいるDIOに会わせてなんかやんないからな!」
まずは、誰を殺ってやるか……
ぼくが目を付けたのはポルナレフとか言う便器野郎。
「ガキのくせにナメやがって…!」
「落ち着け!ポルナレフ!君は怪我をしているんだぞ!?」
「はん!花京院、君も来たらどうだ?」
「……良いでしょう…覚悟してもらおう」
花京院の奴に挑発してやった。
すると花京院は簡単に挑発に乗ってきた。
ハイエロファントとシルバーチャリオッツがぼくを挟み撃ちにした。
だけどそんなのお見通しさ!
「ザ・ワールド!」
「そんな馬鹿な…ッ!『ザ・ワールド』はDIOのスタンドじゃ……グハッ!」
「花京院………ッ!うわっ!」
ちょいとザ・ワールドを借りた。
別にいいだろ?兄弟なんだし。誰が誰のスタンドを使おうが勝手だし!
「このガキ…強ぇーぞ…」
「小僧…ッ只のスタンド使いじゃなさそうじゃな」
ほら、予想通りさ。
ポルナレフと花京院は仲良くどっか飛んでちゃったよ。
承太郎とジョセフがぼくがザ・ワールドを使ったことにビビってやんの!笑えるッ!
「行くぞッ!承太郎!」
「二人がかりか…やれやれ」
あはは!馬鹿じゃん!二人できたら不利に決まってる!
「ザ・ワールド!時よ止まれ!」
またザ・ワールドで時を止めてやった。
そして二人ともフルボッコにしてやった。
これで憎きジョースター家は滅んだも同然さ!ぼくの強さは無限大だ!こんなやつらに負けてたまるか!
「…これでジョースター家は終わ…ッてうわぁああああ!」
「流石はDIO様の弟君ッ!勝てると信じておりましたあああ!」
「て…テレンス…苦し……」
「ぼっちゃま……好物の…アイスを……」
「ヴァニラ……今はいらな……っ」
「やはりお前はこのDIOの自慢の弟だっ!キスをしてやろう」
「近寄るなぁああああ!!」
勝った瞬間、いきなり
テレンスからは暑苦しいハグの嵐…ヴァニラからは好物のアイス(今は正直要らない)DIOからは最も要らない………キス。
あいにくテレンスがハグをしている所為でキスから逃げられない。
「さあ、名前よ…次は何処の人間を支配してやろうか…」
「ふふ…私はこの辺りが宜しいかと」
「ぼっちゃまの…仰せのままに…」
「そうだなぁ…」
さあ、世界はぼくのものだ!
意のままに操ってやるから楽しみにしていろよ?
すべてはぼくの手のままに
大変長らくお待たせ致しました!
DIOの弟&ショタという初めて書くジャンルなので、ちゃんとショタになっているか不安です……
お気に召す作品になれば光栄です
良ければもらってやってください。
この度はリクエストありがとうございました。
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