捧げ物 | ナノ


  お酒は二十歳になってからよ


年頃というのは厄介なものだ。
…会った頃はなんにも気にせず過ごしていたけれど…
徐々にあの人の仕草…言葉、隣に座られただけで僕の心臓は踊る。

「どおしたの?典明」

「何でもありません」と、名前さんから赤らめた自身の顔を反らせばクスクス笑い、「照れ屋さんね」なんて冗談混じりに言うんだ。

み…見えてます…谷間がっ!
僕のムスコが暴れる…!!

「ねえ、典明は星は好き?」
「星、ですか?僕は好きです」

突然向けられた質問に対して挙動不審になりながらも名前さんの質問に答えた。すると名前さんはこう答えるんだ。

「典明も好きなの?嬉しいわ!私たち、似てるわね!」

な………!
名前さんその笑顔は反則です!!!
しかも僕の耳が可笑しくなったのか?「典明も」の部分が「典明が」に聞こえてしまったじゃないか?!駄目だ!

「やっぱり典明は素直ね。好きよ、そういうところ」

え!?好き!?

「ぼっ…僕もです!名前さん」
「え…?」

ああ!しまった!!隠してた本音を口に出してしまったではないか!きっと嫌われた!変なやつだと思われた。

「ありがとう……!」
「え?」

「ずっと待ってたのよ?その言葉…!」

思わぬ言葉が飛んできて、僕は唖然とした。
目の前で涙を流す名前さん……
僕も嬉し泣きに目を潤ませる。

満天の星空が僕らを包み込む。きっと星の奇跡なんだと小さく思う。





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お待たせしてごめんなさい!

年上らしくない文章でごめんなさい…
花京院のDT らしさが出ていれば幸いで((

良ければ貰ってやって下さいm(__)m
改めましてこれからも仲良くして下さいませ



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