ミスタは
私…じゃなかった僕の相棒のようなもの。(…あ、そういえば相棒録れてるかな?)
ちょっとお茶に誘うことにした。
「ミスタ、お茶しません?」
「今日は雨でも降んのか?ジョルノが俺をお茶に誘うなんて」
え?そんなに珍しい?ジョルノがミスタをお茶に誘うのってそんなに珍しい?
「良いぜ、ボスの命令だしな」
あ、そっか…
ジョルノってパッショーネのボスだったね。ブチャラティ達と過ごした日が懐かしいな…(私は居なかったけど)
「…ブチャラティ達は…ちゃんと天に行けましたかね?」
「…………どうだろうな」
「…ナランチャは…忙しない人ですから…きっと天の階段で愚図ってますよね……」
「……そうだな」
「アバッキオは……皆をサポートしてくれていますかね…?」
「………ジョルノ…?」
「ブチャラティは………」
ブチャラティの名前を呼んだ瞬間、ポタリ、ポタリと私の手に何か冷たい雫が落ちた…
ジョルノの「ナミダ」だった。
少し生暖かく…だけど感情のようなものが隠っていない…。
僕はそのナミダを拭って机に顔を伏せた。だけど拭っても拭ってもナミダは止まらない…
「…ごめんなさい…ミスタ…みっともないですね、僕……。…ミスタ?」
ミスタが僕の顔を自分の胸の部分に引き寄せた。
「泣けよ。……今、ブチャラティ達を知っているのは…覚えてんのは俺達だけなんだ…ブチャラティ達を忘れんな」
「ミスタ………」
私は泣いた。
今は「僕」の筈なのに……
何故かジョルノの気持ちが伝わってきて…ナミダが溢れた。
ああ、僕の気持ちを知っているのは君だけです。ミスタ。
だからどうか……
アナタだけは僕の側に居てください。