それでも望んだ

今日はジョルノの誕生日だった。

ダディは行くなって何度も言ったけどせっかくのジョルノの誕生日なんだから。行かないわけないでしょ。

って言っても…ダディの説教の所為で時間に大幅に遅れたんだけど。


「徐倫」

話しかけられて振り向くとそこにはいつもの出で立ちのジョルノが居た。

「ジョルノ!ごめんね、もっと早くここに来れば良かったのに…!ダディに捕まって……」

「いいんですよ。徐倫。女性が一人で夜道を歩くのは危険ですからね。こういう時は男である僕が迎えに行くべきです」

いつも見てるけど‥今日のジョルノはいつもと違って見えた。

「…ごめんね」

「どうして謝るんですか?」

「だって…祝う側が遅れちゃったし…」

「ふふ、徐倫は可愛いですね。そんなこと大丈夫ですよ、ミスタ達がさっき祝ってくれましたし…まあ、酔いつぶれるのが落ちでしたけど、それに…」

「?」

ジョルノは私を抱き締めて耳元で囁いた。
「今日は徐倫と二人だけで過ごしたいですから…」

「/////ジョ…ジョルノ!!」

「さあ、行きましょう」

「…うん」

私はジョルノの手を握ったままジョルノの家まで向かった。

ジョルノの家(というかアジト)は広い。とにかく広いんだ。

「あ、少々待っていてください。少し邪魔が入るかもしれないので」

私はジョルノの家の玄関で待つことにした。


「お前が承太郎の娘か…」

「??」

どこからか声が聞こえて振り返ってみたけど居ない。不思議に思いながら前を向くとその人は居た。

「確かに似ているな」

「!!」

「どれくらい似ているか試してみるか…」

そう言うとその人は私の顔に触れた

「!!」

「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム!」

「…ぐっは!!」

「パードレ…なんです?いきなり徐倫に触れるなんて」

「ジョ…ジョルノ!誤解だ!少し昔を思い出し…ギャアアア!」


「すみません徐倫。ゴキブ…パードレが来てしまって」

「だ…大丈夫よ。あはは…(今ゴキブリっていいかけたような…)」

ジョルノは相変わらず冷静で且つリーダーシップが強い。

さすがボス?
なんて考えてたらジョルノに名前を呼ばれた。

「今日は楽しく夜を過ごしましょう。徐倫…」

手の甲にキスを一つ落とすと冷えていたせいか耳がボッと熱くなる。もう!イタリア紳士は何するか分かんないな…!まともにキスなんかされたことないから余計に恥ずかしくなった。

今夜も寂しくない夜を過ごせるかな…?
ジョルノがいれば私はあったかい…


「徐倫?どうしました」

「何でもないわ…」


どうか私を抱き締めていて。騎士サマ


貴方は私の幸せだから‥‥





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あとがき


なん…だろ…コレ。
ジョル徐だろ←

甘い小説とか久々に書いたからあぁああ
許してやってください(

ジョル徐ふえろ←

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