ひれ伏せココロ | ナノ




おはようございます!
今日も、晴天です。

いつものようにカーテンを開け、鳥たちに挨拶をして、私は部屋着から白色のお気に入りのメイド服に着替え、髪の毛を櫛でとかし、カチューシャをつけて一杯の水を一口口に含み、カンパンを二、三個食べてから、慌ただしく、駆け足でメイド長さんのところへ向かいます。

「おはようございます!メイド長さん」

「おはよう。ねえ、聞いた?18日目のSBRレースの結果!」

メイド長さんが少し嬉しそうに私に話し掛けてきました。やっぱりホワイトハウスはその話題で持ちきりですね。凄いです。SBRレース…。
もちろん、知ってますよ。今朝、騒がしいと思ってメイド長さんのところへ行く途中、メイドさんが集まるお部屋を覗いてみると、SBRレースの話題で盛り上がっていたので盗み聞きしました。本当はいけないけど。

『ねえ、きっとディエゴが一番よぉ!』

『やだあ、ジャイロにきまってるじゃないのぉ!』

微笑ましい会話に、クスリと笑い、結果を聞いていました。ホワイトハウスに働く人達は何かと話題が早くやって来るので途中経過や結果が、いち早く分かるんです。『残念だったな!2nd.stageの勝者はディエゴ!2着がジョニィで3着がサンドマン、ジャイロは4着だってよ!』

『うっそー!?やだぁ〜!』

メイド長さんに今朝のことを笑顔で答えると、メイド長さんは少し怪訝な顔をしながら、「あとでアイツら叱らなきゃね」と少々怒り気味で答えました。

また、ココロにチクりとなにかが刺さりました。 
SBRレースの話題を聞くと、あの『地図』の事が頭に浮かぶのです。そして、見たことのない『遺体』のことも。

「ジョニィ・ジョースターが1着かと思いましたのに…」

私がそう言うと、メイド長さんが、若いって良いわね、と口を押さえながら言ってきました。どういう意味なのでしょう?私には全くわかりません。

そんなことより、ここ最近ヴァレンタイン様にお会いしていません…。お顔も見ていない気がします。会いたいです。さみしいなぁ…。











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