2 定時シリーズ(至上主義組) ▼まずは十一番隊 「珍しいな、お前のうるせェ旦那が来てないなんてよ」 「…ぶっ飛ばすよ斑目」 「カリカリすんなって」 「でもホント珍しいね、いつも絶対迎えに来てるのに」 「…」 「浮気でも始めたんじゃねェか?恋人があんまりツレナイもんだからよ」 「…」 「毎日毎日迎えに来る旦那を足蹴だもんな…愛想尽かされてもおかしくはねぇよなァ?」 「一角、やめな」 「ああ?」 「──…ッ、」 「あ」 「ほら言わんこっちゃない」 「イヤ、悪ィ、つか泣くかよ…」 「…っく、斑目の、ばかぁ」 「あー俺が悪かったッ!泣くなって、酒でも入ってんのか?」 「…」 「ホント一角、一言余計」 「くたばれハゲ」 「──…ぐぉッ」 「帰ろ、弓親」 「檜佐木さん待ってなくていいの?」 「…」 「仕事長引いてるだけでしょ」 「…」 「九番隊寄っていこうか。ね?」 「…」 「…うん」 アイラブユーの奏で方 「え、迎えに来てくれたのか?」 「…いなかった、から」 「悪ィ、寂しかったか?」 「…ん」 「…」 |