Diary | ナノ

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!『虹色』
!黄色との邂逅編おまけ

「青峰っち・・・黒子っち・・・!!オレ・・・オレ・・・!!」(ぐすぐす)
「あ、あー・・・そっかお前安心院の事知らなかったのかよ・・・」
「何というか、黄瀬君は安心院さんの機嫌が悪い時に出くわしてしまったんですね。ご愁傷様です」

ぽん、と軽い音を出しつつ撫でられる感触に黄瀬は更に涙腺が緩む。
突然窓から命綱無しで飛び降りられたら誰しも死を覚悟をするものだろう。

「あの人、一体何なんスか・・・?」
「何だ黄瀬、知らねえのかよ?」
「彼女は安心院つゆりさん。
彼処で戦死している赤司君の幼馴染さんです」
「戦死!?」
「慣れろよ黄瀬、安心院が来たら赤司は毎回ああなる」

「毎回!?ってああああ赤司っちぃいいいいい!!」


絶叫する黄瀬と冷めた表情で見る黒子と青峰の視線の先には体育館の床で力なく倒れる赤司の姿があったが、"彼女"の顔が怖くて誰も助ける事は出来なかった。


November 04, 2014 00:21
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