プロポーズ

金→赤






ポケットの中へと手を突っ込む。ちゃり、冷えた其れは同様の指先と戯れては愉快な声を漏らす。
四つ目で在る其れを、滑らせた指先で大切に大切にそっと形をなぞって、溢れる情愛に上がる口角を、掌で隠蔽。

こつこつ、響く足音が楽しげに反響するのを心地良く感じながら、期待に弾む胸を抑え付けようと、深呼吸。けれどもちっとも大人しくなる様子のない心臓に苦笑いを零しつつ、仕方ないことだと割り切った。何たって、二年と一月振りの再会なのだから!

噫、楽しみで愉しみで仕方がない。思わず漏れた嗤いに高鳴る鼓動。如何に其れを待ち望んでいたか、其等が如実に物語って居るだろう?

間もなく、目前には仄白い大きな物。目を凝らさずともゴーグルをかけずとも、其れが何で在るか等容易に理解出来る。当然だ、其れは目的地なのだから。深まる笑み、細まる双眸。抑え切れない興奮に、全身が歓喜に震える。噫、もう直ぐ会える。待ってて、待ってて俺の、













「セーンパイ」





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途中放棄\(^O^)/
曲に沿って書くのは意外と難しい


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