うさぎ2

ブラックユーモア







「うさぎに定義はあると思うかい?」

唐突過ぎるその質問に面食らいながら、僕は「さあ?」と首を傾げた。

「でも、そうだな…。目は赤いと言うよね」

イドは「赤目か…」と呟いて、再び訊ねてきた。

「他には?」
「毛の色が白いと言うけれど、実際には黒とか茶とか色々いるからなあ」

「特に思い付かないな」と肩を竦めると、イドは「そうか」と頷いて確認するように聞いてくる。

「うさぎの目は赤いんだね?」

僕は何時になく食い下がるなあと思いながら、後が面倒なので頷いておくことにした。

「そうだよ」


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