:: 神童

私は人間だ。
だが天からもらい受けた才能があった。
そのため周りからは神と呼ばれ、誉め、讃え、崇められた。
ある日の事だ。
私の前に一人の少年が現れた
彼は名を黒鉱と言った。
彼は私の居場所を奪った。
周りは彼を神とたたえ始めた。

しかし彼は「いえ神はあなた様だ。私は凡人ですよ」と言った。
それが許せなかった。
下に見られている気がしてならなかった。

ああこの感情をどこにぶつければよいのか!!
そう思っていた時だった。
天から声が聞こえたのだ。
声は私に更なる力を与えると言った。
もちろん喜んで了承した。
神の力を手に入れた私は堕落していた。
私は彼を恨んだ。
彼さえいなければ私は堕落せず神でいられたのだと。
それを聞いた彼は自分を激しく責めた。
それを見た私は罪悪感に全身浸かるような気がした。
私は彼と和解し平等に立つ事を決めた

我が名は白安鉱
我等は一つの空間を作りそれを宇宙と名付けた。
我等は宇宙を創りし者である




2012.12.20 (Thu) 11:54 (0)


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