▼お風呂ネタ

2巻のあとがきにユージンのお風呂の面倒をみてるっぽい黒田の絵があったので、その妄想文。



香りの良い入浴剤をリラックス出来るようにと入れてくれる些細な気遣いには、ユージンも感謝している。
時折遊び心なのか薔薇などの花を浮かせてみたり、水鉄砲や何故だかゴーグルを用意して来たりと未だに黒田の考えている事は謎が多い。

聞けば「これで退屈しのぎになると思ったのですが」と、やはり意味が分からない返答をされユージンは諦めて黒田の好きなようにさせてやろうと決めたのだ。

そうしてふと思ったのだ。
黒田はどのように入浴しているのかと。
何も変態的な意味ではないので察して欲しい。


という訳で、偵察してみる。

静かに扉を開けてそぉーっと間から見てみると、先ほど渡された水鉄砲とは別の何かを持つ黒田がバスタブに浸かっているのが分かった。

バシャッ!
バシュ、バシュ!

それは、ライフルを模した水鉄砲だった。

「……」
「………」

それも黒田は微笑だけを浮かべ無言でシャンプーや置物をターゲットに見立てて撃ち込んでいる。
何というか、もう少し笑って撃っていれば微笑ましくもあるのに、平常時と変わらないから妙に不気味さを増している。

すると視界がクリアに染まった。

「ーー…っ!?」

それが何なのかと思う前に目がショボショボとして痛みを感じ始め、ようやく水だと気づきハッとして見れば、黒田がニンマリと笑顔をこちらに向けてライフル水鉄砲を抱きしめていた。

「覗きは高いですよ、ユージン」



ーーーーーーーーーー
ぶつ切り。
ユージンは変態ではないです。純粋に黒田の習性というか思考に興味を持っただけです。
本編ではライフル水鉄砲で遊ぶ黒田はいません。

2014.5.10



back
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -