シロガネ山の吹雪の中で人影を見た事が有った。

その時は下山するのに必死で気にしている場合も無くて、後々考えると幻覚みるぐらい窮地に立ってたんですかねーwwwとその事を冗談交じりに笑いながら話すと、どうやら本当に誰か居るみたい。あんな所に住んでるなんて始めは物好きな人だな程度に思考したけれど、何処か何時もと違う笑顔を向けた相手を見て改めてあの人影に会いたいと感じた。途端、見透かされたように「止めとけよ。お前は特に有ったら駄目だ」と早々に言われ、言葉の意味は分からないけれど力無く返事を返して残念ながら諦める事にしよう。なーんてね。諦めるなんて最初からあり得ないってコトネ!そう真っ先にシロガネ山へと向かった自分は本当に馬鹿だと思う。

正直自惚れて居た。殆ど負けた事も無いしジムリーダーにも強敵にも勝ち続けて来たんだもの。腕には自信が有ったし強いトレーナーには勝ちたいと思うでしょ。赤髪君だって同じ事思うだろうし、きっと此処まで辿りつく気がする。何時も私の後に来るものね。それだけは避けなければ。絶対勝てる筈が無いのに、もしも勝ってしまったらと考えるだけで酷い鳥肌が立つ

あーあ。グリーンさんの言った事守れば良かった








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