思考とは、頭が答えてくれること2
にーさんのうそつき! ばか! ばか! ばか! うそつき! ばか!
――ははは、参ったなぁ……。
まいかいまいかい! ゆるせ、さすけ! って! ゆるさないんだからな!
――悪い悪い。でも本当に忙しいんだ。また今度な。
もういい! おとうさんに聞いてくるから!
『お父さんも忙しいから構ってくれないだろうけど』
――はは、そうしてくれ
お父さんはかまってくれない。それくらいはぼくにもわかってる。兄さんも仕事でいそがしいのはわかってるんだ。でもやっぱり僕はあそびたい。
お父さんに聞いてみた。やっぱりダメだった。
かーさん、あーそんでー!
――んー、ごめんねぇ、今お料理作ってるの。お兄ちゃんには頼んだ?
『頼んでダメだったから来たんだって。毎回わかってるくせにいつも聞くよね。厄介者じゃないんだから』
ぶー! だめー!
けっきょくいつもお母さんのそばでべんきょうすることになる。
お母さんがいうにはぼくはべんきょうがえらい?子らしい
ぼくはべんきょうはすきじゃない。すわってつくえのうえでしゃーってやるよりあそぶほうがすきだから。
それにべんきょうはすぐわかる。みただけでできるし、すこしかんがえるだけでわかっちゃうんだ。できないひととか、いないよね。
毒吐きサイ
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