16. I said I willingly assume baby-sitting!


 ――――哀れな人間だ。







「次の任務は、坊ちゃんの子守予定だったんじゃがのう」
「わがまま坊ちゃんの子守はちょっと……」

 聞き分けの良い子ならね、快くお引き受けいたしたいところですが、基本大名の息子とかはちょっとねぇ……。

「ナルト、わがままは言うんじゃない。それに、これも大事な下積みなんだ」
「それはわかってるって。それでもやっぱりつまんねえわけじゃないけどさ、やっぱなんだかさー!」
「いい加減にしとけ、ナルト」

 うげーカカシに叱られましたー! ごめんなさーい!

「ナルト。わしはお前が物分かりの良い子なのはわかっておるし、身の振り方もしっかり」「あ、はい、わかりましたわかりましたって、子守も快くお引き受けいたします」

 安全に越したことはないです、はい。

「まあ、お前が望むなら、Cランクの任務をやらせてもよいのだぞ?」

 ……んー? あれ、オレなんかすごい嫌ぁな言葉聞いちゃった気がするぞ?
 いや、オレ確かにああいう雑務つまらないなーって言ったけどね、Cランクの任務やりたいわけじゃねえんだよ! 敵との遭遇あったりするから! 運悪いと死ぬから!
 なのにその言い方じゃオレがCランクの任務やりたいような言い方だし、サスケはニヤっとしてるしサクラもその顔まんざらじゃないだろ! 
 うんうん、サスケもサクラも自分が上のランクやらせてもらえるからうれしいんだよね? 高い評価貰ったって思ってるんだろ? ま、そう言っちゃあその通りなんだが、オレ嫌なんですけど!

「えー……」

 断れない。特にサスケの視線がちょっと……。
 爺も爺でなんか「わしいい人じゃろ」的な顔してるし……。

「はい……」

 オレって……馬鹿じゃん?

「任務の内容は人物の護衛じゃ。その方には門の前待ってもらっておる。今から準備して行っておくれ」














原作じゃタズナさん部屋の外に待機になってましたけど、あれ中の会話丸聞こえだったよね……。こんな使えねえ忍オレにつけるんじゃねー、とか思ってただろうな。と、まあ、それを踏まえてタズナさんには門待機で。




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