6. Survival practice with?


 終始目を垂れ下げて聞いていたカカシが口を開いた。
 ていうか、なんていうんだ?
 カカシってこのダルそうな様子の方が似合うような気がしてきたぞ。

「よーし。三人とも個性豊かだな。明日から任務やるぞー」
「おー! どんな任務だってばよー!」

「まずは、四人だけでできることからだ。……サバイバル演習を、な」
「サバイバル演習?」
「それなら、アカデミーでもたくさんやったわ」

「ただの演習じゃない」
「何か特別なことでもあるんだってば?」

 自分で言って気がついた。あ。もしかして、これは。
 そしてカカシは妖しく含み笑いを始める。お前……マスクしてると不審者みたいだからやめろ。顔の下がイケメンじゃなかったら通報ものだ。

「先生、怪しいわよ」

 サクラ、ナイスツッコミ。

「いや、でもマスクして片目隠してる時点から怪しいでしょ」

 オレとサクラちゃんの間で小さな笑いが漏れた。

「いやーね、これをいったら、お前ら絶対引くだろうからね」

 そこまで言えば、突表情と雰囲気を変えて、カカシは言った。





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