6. The beginning of one girl growth.


※ちょっと下品です。
※オリキャラが入っております。ただの回想もどきで出てくるだけですが、オリキャラが嫌いな方は申し訳ありませんが回れ右をお願いします。





































「……んぅ?」

 始業式前日、風呂場で肌を擦りながら体を洗っていると、何か胸が痛いことに気付いた。鈍痛がするというよりは、胸を押すと痛い。しかし特に外傷は見受けられないし、胸を強く打ち付けた記憶もない。

 ……一体なんなのだろう。いや、待てよ。こんな症状をどこかで聞いた気が……。た、たしかフカが……。

『女の子っていうのは、胸を押して痛くなったら、膨らんでくるなの』

 う、うわああああああああ! せ、成長期だ! ちょ、ちょっと待てぃ! こ、心の準備が! ど、どうしてくれよう! ちくしょう! 嫁が言ったことじゃなかったら覚えてなかった! む、むしろ今母親とかがいない状況で嫁の言った言葉を思い出せたのはありがたいと言えよう。

 え、えっと、成長痛が始まったらどうすればいいんだ!? お、思い出せ! そうだ、ぶ、ブラジャーだ! ……んなもんつけれるかあああああああ!
 待て待て。まだ成長痛が始まっただけで胸はまだ草原のように真っ平らだ。気にすることはない。……忘れよう。うん。





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