16. Suspecting something I don't know.


 トイレへの道のりをぺたぺたと歩きながら考える。

 ……うちはのこと、だったんだろう。会話的に。
 しかも、多分……うちはが村に警戒されている?

 忍も忍で内輪の話をしていたから、「うちはが村に警戒されていること」を前提に話していたし……。

 しかしオレの知る限りうちはは特に警戒されるようなことはしていない。はずだ。子供だったこともあって教えてもらえなかっただとかあるだろうけど、忍界大戦中に木の葉を裏切るようなことを企んでいたのだろうか?
 いやまさか。
 当時は優遇されていたし、うちはは元から木の葉にいる一族だ。そんなわけあるまい

 だとしたら考えられるのは、オレが死んだ後に何かあった、ってことだろう。
 何があったかはしらないが、警戒されることなのだとしたら相等やばいことだ。

 あと、あの人たちが言ってた現当主が変わっていなければ、長男はイタチのことだろう。八歳で開眼とか、オレびっくりだよ……天才児は違うな。

「ふゎ……」

 トイレの鏡に映るお下げの女の子。うずまきナルトはなかなかかわいい。流石ミナト先生とクシナさんの娘だけある。将来が楽しみだが――――同時に、性的虐待も起こりそうで怖い。ちょっと、まじ、性的虐待怖いんですけど。三回目に女の子になった時のトラウマが未だに消えん。お陰で一人称もオレになる始末。

 うぅ眠い眠い。こんなことは考えなくていいか。早く布団入って寝よーっと。






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