pc>



*ハレルヤ(双玉)

現パロ。






「…、お前こんなにデカかったか…?」


お互い仕事が忙しく、久しぶりに一緒に食事をして、そのまま誘われたあいつの部屋。
シャワーを浴びて飲み直して、気分が盛り上がって…。

思わずそう言葉に出てしまった静蘭に燕青は苦笑する。


「そんなでかいか?…つうか誰と比べてるんだよ」

キスをしながら寝そべって、お互いに握り合っていたベッドから起き上がると、膝まで下りていた下着を脱ぎ捨てて燕青が再び静蘭に擦り寄る。
…あんなサイズが、いつも自分の中に入ってたのか?ーー久しぶりに目の当たりにした相手のモノを見て静蘭は思わず赤面した顔を背けたのと同時に疼いた下半身を隠すようにベッドにうつ伏せた。


燕青は特に気にもせず、そのまま静蘭の腰を上げさせて下着を脱がせると仰向けに促し、現れたそれを見て燕青が笑う。


「お前のは可愛いもんなー」

「…うるさい!」


ニヤニヤしながら刺激をされて静蘭の熱が高まって行く。


時折キスをされたり、胸を撫でられたり。


「…気持ちい?」


何を答えてもどうせ調子に乗るのだから、燕青の問いに返事なんてしてやらない。


「返事出来ないくらい、いいってわけで」


そう解釈した燕青が満足そうに笑うと、広げていた静蘭の股を更に開かせて後ろを撫で始めた。


「ぁ、」


小さく漏れたその声に様子を見ると腕で顔を隠している。
顔を見られたくないといつも言うけれど、どうせ後で抱きついてくるのだから今はそのままにしてやろう。



夜はまだまだ始まったばかりだ。













『今日、会わないか?』


寝起きのボーッとした頭で、スマホの着信を知らせる画面に、久しぶりに表示された静蘭の名前に内心慌てて通話ボタンを押した。
開口一番にそう言われて何事かと心配したのは杞憂に終わった。
もうすぐ5月、連休中に会えないだろうかと思っていたが静蘭の方から連絡を寄越すとは。



日頃、文字でのやり取りはしているが、お互いに仕事が忙しかったため実際に会うのはひと月振りくらいになるだろうか。


待ち合わせの時間と場所を決めて。


風呂に入ってヒゲを剃って。
こだわりのヒゲもあいつには不評だったりする…。


最寄り駅から、仕事終わりの静蘭を迎えにタクシーに乗る。
大型連休間近の今の時期、道路は混んでいる。
それでも、あいつに会えるなら気にしない。


明日は休みだ。
持ち帰りの仕事もない。


待ち合わせ場所に着いた。
人混みの中、長身なあいつが颯爽と歩いてくるのが見える。

燕青は思わず緩む口元をそっと抑えた。











終わる


双玉ちゃん妄想を某所で繰り広げていた結果、お話が浮かぶに至りました。
とあるイメソンからの連想もあり。



[ 5/40 ]

[next#]




×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -